2013年10月19日土曜日

10月19日、10月18日(金曜)海外市場の動き

10月19日、10月18日(金曜)海外市場の動き

*** ポイント ***

10月18日の海外市場は、米財政協議が合意して2日目の週末金曜日は、米経済指標もなく、ドルは売りの流れを継続するも、米株は小幅上昇、米債は変わらずでドル売りも限定的。

アジア市場で注目された、中国第3四半期GDPは予想通りながらも、前年比7.8%と高水準で盛り上がった、株高の流れに、リスク資産買い、コモディティー通貨買いの引き続ぎ、AUD+NZD+CADは比較的堅調に推移。

EURUSDは、米政府機関一部閉鎖の悪影響を懸念した、米経済への不安感に、逆に、欧州株高が買われ債券価格は上昇、EURUSDはついに2月高値を目指し1.3700のオプションバリアを目指し1.3704まで上昇したが、2月1日の高値1.3711を超えられず、一時1.3670割れまで値を下げながらも高値圏で推移。

欧州各国の株価の上昇は止まらず。今年6月には7,800を一時割り込んでいた、スペインIBEX35インデックス株は過去7営業日で6営業日上昇しついに10,000の大台を達成。政局混迷が続き今年6月には15,000台のイタリアFTSEMIBインデックス株も19,200台まで上昇。ユーロストックスは最高値を更新し3,000台を維持している。

DJIAは15,399.65+0.18%、10年債利回りは2.59%と前日と変わらず。ドルインデックスは79.64-0.01%と小幅下落にとどまり、DXY指数は79.64-3.26%低下し米財政協議の合意から二日連続で低下し、市場に安心感が広まる。

来週の注目はなんといっても、来週22日火曜の9月米雇用統計で、その思惑に相場が動くことが予想される。その前に、EURUSDが1.3711の2月の高値を超えてどこまで上昇するのかを注目したい。

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昨日の動き

USDJPY  アジア市場は、円高への警戒かもあり、日本株が小幅下落となったが、予想通りの強い中国GDPに中国株や新興国株高に円買いも弱まり、79.90~98.15円の狭いレンジで推移している。欧州市場で一時97.60円を割り込むも、新興国株・中国株・欧州株・米株は比較的堅調で、底堅く、米国市場では一時97.90近くまで値を戻したが、NY市場引け間際に再びドル売りが強まり、97.70で終了。

EURUSD  アジア市場は、1.3660近辺をボトムに小動きとなったが、欧州勢が参入に伴いドル売りが強まり、1.3691近くまで上昇するも、EURGBPの売りにEUR買いも続かず。欧州市場では、強い株価と1.3700のオプションバリアを試す動きに一時1.3704まで上昇しながらも、売りは厚く逆に1.3670割れまで下落。米国市場では、再びEUR買いへと動き1.3700直前まで上昇するも、再度超えられず結局は高値圏で終了した。

AUDUSD  アジア市場は、利食いの売りに0.9604まで徐々に値を下げるも、中国GDPも予想通りに強く株高が続き、0.9600近辺の買いは引かず、0.9605~30のレンジで推移、欧州勢の参入に伴うドル売りの流れに0.9640台まで上昇。欧州市場では、欧州株も強くリスク資産買いに0.9670台まで上昇。米国市場に入っても、一時0.9650割れまで値を下げたが、0.9670台を確りと維持し、高値圏で終了した。

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昨日の発言その他

USD タールFRB=貸倒損失への備えを強化するために、大手銀行に対し、持ち株会社レベルで長期の無担保債務を一定水準維持することを義務付ける提案をFRBが数カ月以内に計画
USD エバンズ・シカゴ連銀総裁=非伝統的な政策の継続が必要。 インフレは目標を下回り、失業率は受け入れがたいほど高い。 利上げは経済に効果をもたらすよりも悪影響を与え、過度なリスクテークを軽減するが、厳しく抑制されているセクターは、経済活動が減速する可能性がある。
USD BBGエコノミスト調査=量的緩和の縮小は来年3月との予想が多い。
EUR ノボトニー・オーストリア中銀総裁=金利上昇はユーロ相場の上昇を招き、経済成長を妨げ、デフレの危機に至る可能性がある。 インフレ率の低下はユーロ圏の物価安定がリスクにさらされていないことを意味している。 米財政協議の合意は短期的な措置で、ドルに対する不信感が拭えない状態が続いている。

EUR ギリシャ政策当局者(匿名)=ギリシャ2014年予算目標の不足資金がEU・IMFは20億ユーロ、ギリシャ政府5億ユーロと主張が対立し、ギリシャ政府が反対している追加緊縮策の実施要求に対立。

JPY S&P=日本ソブリン格付けを「AA-」に、アウトルックは「ネガティブ」に据え置いた。
JPY 岩田日銀副総裁=消費者物価2%の目標達成できなければ、量的・質的金融緩和策を見直す。

GBP デールBOE政策委員=BOEは持続的な経済成長の継続を確認する必要があり、2014年に利上げする可能性は低い





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昨日の経済指標の結果

11:00 CHN 第3四半期GDP=前期比2.2%(予想2.1% 前回1.7%、前年比7.8%(予想7.8% 前回7.5%)→ 前年比は前回を上回り、予想通りの結果となったが、前期比は予想を上回る。
11:00 CHN 9月 鉱工業生産=前年比10.2%(予想10.1% 前回10.4%)→ 前回を下回ったが予想を若干上回る
11:00 CHN 9月 小売売上高=前年比13.3%(予想13.5% 前回13.4%)→ 前回と予想を若干下回る
11:00 CHN 1-9月 固定資産投資=年初来前年比20.2%(予想20.3% 前回20.3%)→ 前回と予想を若干下回る
21:30 CAD 9月 消費者物価指数=前月比0.2%(予想0.1% 前回0.0%)、前年比1.1%(予想1.0% 前回1.1%)、コア前月比0.2%(予想0.2% 前回0.2%)、コア前年比1.3%(予想1.4% 前回1.3%)→ 予想と前回とほぼ変わらず


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昨日の結果


18-Oct-13 Closed 前日比 change
USDJPY 97.697 -0.197 -0.20%
EURUSD 1.3685 +0.101 +0.07%
USDCHF 0.9015 -0.070 -0.08%
GBPUSD 1.6164 -0.008 -0.00%
AUDUSD 0.9674 +0.410 +0.43%
NZDUSD 0.8496 +0.148 +0.17%
USDCAD 1.0283 -0.054 -0.05%
EURGBP 0.8462 +0.025 +0.03%
EURAUD 1.4142 -0.496 -0.35%
EURJPY 133.720 -0.155 -0.12%
CHFJPY 108.334 -0.133 -0.12%
GBPJPY 157.914 -0.338 -0.21%
AUDJPY  94.579 +0.268 +0.28%
NZDJPY 83.059 +0.041 +0.05%
CADJPY 94.958 -0.179 -0.19%
Nikkei225 14,561.54 -24.970 -0.17%
DJIA 15,399.65 +28.000 +0.18%
STOXX50 3,033.31 +22.920 +0.76%
DAX 8,865.10 +53.120 +0.60%
FTSE 6,622.58 +46.420 +0.71%
S&P/ASX200 5321.47 +38.370 +0.73%
 HangSeng 23,340.10 +245.220 +1.06%
Shanghai Stock 2,193.78 +5.240 +0.24%
MSCIEM 1,004.66 +6.890 +0.67%
GOLD 1,316.10 -4.500 -0.34%
WTI 100.79 +0.110 +0.11%
DXY 79.640 -0.009 -0.01%
CRB 286.92 +0.500 +0.17%
VIX 13.04 -0.440 -3.26%
JP10Y 0.620 -0.010 -1.59%
US10Y 2.590 0.000 0.00%
GE10Y 1.830 -0.040 -2.14%
UK10Y 2.720 -0.030 -1.09%
AU10Y 4.120 -0.010 -0.24%
US2y 0.310 0.000 0.00%

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