2013年10月10日木曜日

10月10日(木曜) アジア・欧州・米国市場序盤の動き(午後11時00分現在)


10月10日(木曜) アジア・欧州・米国市場序盤の動き(午後11時00分現在)

*** ポイント ***


アジア市場では、
日本の第3次産業活動指数は、予想と前回を上回り3カ月ぶりのプラスへ。機械受注も、予想と前回を大幅に上回り、リーマンショック以来となる8000億円台到達へと絶好調。結果は、円売りへと動き、クロスでも円売り傾向が続いている。

豪雇用統計では、不思議なもので、売りたい市場参加者が多い結果の動きとなった。失業率は5.6%(前回・予想5.8%)から改善したことで、直後はAUD買いへと動いたが、労働参加率(就業者の減少)とのことで、逆にAUDは続落傾向をたどる。


欧州市場では、
BOE金融政策発表=政策金利0.50%、資産買入枠3750億ポンドの据え置きを、全会一致で決定、予想通りだが、英GDPも持ち直し、BOEの追加刺激策の流れは弱まる可能性に、底堅く推移。

米国市場では、
週間新規失業保険申請件数=37.4万人(予想31.0万人 前回30.8万人)→ カリフォルニア州の未処理分の手続きが影響し、前回と予想を大幅に上昇したが、市場の反応は瞬間ドル売りから、逆にドル買いへと動く。


XXXXXX

経済指標の結果

8:50 JPY 8月 第3次産業活動指数=前月比0.7%(予想0.4% 前回-0.4%)→ 前回と予想を上回り、3カ月ぶりにプラスへ
8:50 JPY 8月 機械受注=前月比5.4%(予想2.0% 前回0.0%)、前年比10.3%(予想8.5% 前回6.5%)→ 前回と予想を大幅に上回り、リーマンショック以来の8000億円台を回復
9:30 AUD 9月 雇用統計 失業率=5.6%(予想5.8% 前回5.8%)、新雇用者数=前月比9100人(予想1.5万人 前回-1.08万人)、労働参加率64.9%(前回65.0%)→ 失業率が予想外の低下い直後はAUD買いが強まるが、労働参加率の減少が要因とのことに逆に、AUD売りが強まる
20:00 GBP BOE金融政策発表=政策金利0.50%、資産買入枠3750億ポンドの据え置きを、全会一致で決定、予想通り。
21:30 CAD 8月 新築住宅価格指数=前月比0.1%(予想0.2% 前回0.2%)→ 予想と前回を若干下回る
21:30 USD 週間新規失業保険申請件数=37.4万人(予想31.0万人 前回30.8万人)→ カリフォルニア州の未処理分の手続きが影響し、前回と予想を大幅に上昇したが、市場の反応は瞬間ドル売りから、逆にドル買いへと動く

XXXXXX

主な発言その他

USD 米財政協議の解決に向け積極的な動きへ: 米下院共和党=短期的な債務上限引き上げを検討。 オバマ米大統領=10日に下院共和党指導部と協議。 一部の共和党議員=オバマケアの要求を弱める。 米共和党下院議員=無条件の債務上限6週間引き上げ案を検討。
USD アジア、欧州、中南米、政府機関など、多くが米国が財政問題を解決するように求めた
USD ルー米財務長官=債務上限の不透明感が市場を圧迫し始めている。 上限引き上げをぎりぎりまで先延ばししようとすれば極めて危険な状況に陥りかねない。

EUR ドラギECB総裁=銀行同盟は極めて重要で、銀行破綻処理メカニズムは2015年までに導入される見通し。
EUR サッコマンニ・イタリア経済・財務相=イタリア政府は、財政赤字抑制の緊急政令を承認
EUR ギリシャ失業率=7月の失業率は27.6%(6月27.5%)から悪化。

JPY 黒田日銀総裁=日本の金融市場は改善し、消費者信頼感は上昇方向へ動いた。 日銀は為替を目標としない

CHN 李克強中国首相=最近の数ヶ月間は中国経済の勢いは拡大。 2013年1~9月期の成長率は目標の7.5%超を維持

OTH ゼイダン・リビア首相=元反政府勢力にトリポリ市内のホテルから連れされる→ 後に開放されるた。
OTH 中銀当局者と元中銀当局者が執筆した論文を基に、ジュネーブの国際通貨銀行研究センター(ICMB)とロンドンの経済政策研究センターがまとめた=金融危機への対応に活用された非標準的な金融政策は、市場の状況が正常化した後でも中央銀行の政策ツールの一部として維持される見通し。
OTH ブラジル中銀=政策金利を0.5%引き上げ9.5%に決定、インフレの低下とトレンド継続に寄与
OTH PIMCOのグロース氏=米国債の保有比率35%を維持しながら、米国以外の先進国の証券保有を2.0%→4.0%と2倍に拡大

0 件のコメント:

コメントを投稿