2013年9月9日月曜日

9月9日(月曜)アジア・欧州市場の動き(午後9時現在)

9月9日(月曜)アジア・欧州市場の動き(午後9時現在)

***ポイント***

⇒ 東京オリンピック開催決定、4-6月期GDPは上昇修正、日本株大幅上昇。
⇒ 中国の輸出が前年比7.2%と大幅に伸び、輸入は減少。
⇒ シリアへの軍事介入の是非をめぐり、米議会の審議が開催され、米議会は12、13日に採決を終えると思われ、週末には国連調査団の報告を受け取り、決断が下される。
⇒ シリアの動きがはっきりするまでは、米国は連邦政府債務上限引き上げもできず、次期FRB議長の指名もできずで、FRBもFOMCでQE3の縮小が本当にできるのだろうか?
⇒ 豪6年ぶりに政権交代(9月7日総選挙)。次期首相に自由党のアボット党首は、炭素税、鉱物資源勢の撤廃、法人税引き下げを公約としている。


USDJPY
2020年のオリンピックに東京開催が決定(9月8日)、日本4-6月期のGDPは前期比年率3.8%(予想3.9% 第1次速報2.6%)とほぼ予想通りに上方改定され、日経平均株価+344.42+2.48%と大幅上昇し、消費増税実施の可能性が非常に高まり、全てが円安材料。朝方は、一時100.10円まで上昇したが、これらを事前予想した投機筋の利食い売り+実需筋のドル売りや、米シリアへの軍事介の不透明感が強く有事の買いの思惑も消えず。USDJPY100円台は重く、円高へ方向転換し、一時99.40円を割り込む。

結論、円売り材料が全て否定されるわけでもなく、先週終値の99.10円を割り込むまでは、円安傾向が続くと考えるが、円売りの好材料にも100円台を定着できない状態では、積極的に高値を追って買うことも躊躇われる。

EURUSD
先週末の米雇用統計のサプライズの流れが続く。アジア市場や欧州市場の前半は、発表後の高値でも超えられず、1.3170を中心にした極狭いレンジで取引が続いたが、欧州市場に入りECBフィキシングを境に1.3200をようやく上回った。

結論、1.3200台定着できるかでポイントとなっており、現状ではブル方向の動きが続いているが、シリア軍事介入の有無で結論が不透明で、投機筋が大きく一方向にポジションを傾けにくい。

AUDUSD
豪州が6年ぶりに政権が交代し、次期首相に自由党のアボット党首が就任。景気低迷の要因となっていた、炭素税、鉱物資源勢を撤廃し、法人税引き下げを公約としており、中国の貿易収支の輸出増に、AUD買いの材料と思われる。早朝は、前週末終値からギャップを空け、AUD高からスタートした。しかし、シリア軍事介入の有無で結論が不透明で、AUD買いの動きは緩慢で、0.9170を底値に緩やかな上昇にとどまっている。

結論、0.9200を維持できるか? この水運を上回り推移できれば緩やかなAUD買いが期待できるが、0.9150を割り込むとストップが多いように思われる。


EURO STOXX 50は小幅下落、2,792.73(-10.69-0.38%)
豪S&P/ASX200は上昇、5181.47(+36.48+0.71%)
日経平均株価は大幅上昇、14,205.23(+344.42+2.48%)
香港ハンセンは上昇、22,750.65(+129.43+0.57%)
上海総合指数は小幅上昇、2,212.52(+72.53+3.39%)

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