2013年9月8日日曜日

来週、9月9日の週の為替相場では?

来週、9月9日の週の為替相場では?

週末の動きから、ドル買い材料+円売り材料+AUD買い材料。

9月6日の米雇用統計で、予想外に弱い非農業部門雇用者数のサプライズがあり、ドル売りへと変化したが、それでも、9月18日のFOMCでQE3の縮小を予想する米エコノミストは多い。米雇用統計後に実施したブルームバーグのエコノミスト調査では、9月のFOMCで債券買入枠850億ドル→750億ドルに縮小を予想(米国債の購入額を月450億ドル→350億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)購入を月400億ドルで維持)している。
⇒ ドル買い材料。

2020年のオリンピックに東京開催が決定(9月8日)=インフラ整備と観光収入の増加が見込まれ、幅広い経済効果が期待できる。
⇒ 株高=円安材料

豪6年ぶりに政権交代(9月7日総選挙)=野党・保守連合が過半数を獲得し大勝。次期首相に自由党のアボット党首が就任。
⇒ 炭素税、鉱物資源勢の撤廃、法人税引き下げを公約としており、AUD買い材料。

9月8日に発表された中国8月の貿易収支は、=286億ドル(予想200億ドル 7月178億ドル)、輸出=前年同月比7.2%(予想5.5% 前回5.1%)、輸入=前年同月比7.0%(予想11.3% 前回10.9%)
⇒ 輸出が前月と予想を大幅に上回る伸びに、中国の経済見通しが上向き、AUD買い材料。



今週の注目材料

9月9日(月曜)
※日本の4-6月期 GDP・第2次速報値は、第1次から大幅な上方修正が予想され、東京オリンピック開催決定と合わせ、強い数字に消費増税決定の可能性が高まる。(前期比予想1.0%、前回0.6%、前期比年率予想3.9% 前回2.6%)
※中国の消費者物価、インフレ傾向が強まることが予想される。(前月比予想0.4% 前回0.1%)

9月10日(火曜)
※(日本時間10日) 米連邦議会は夏季休会を終え再開し、対シリア軍事攻撃で本格的な論戦が始まる。
※オバマ米大統領は米国民へ向けシリアに関して演説
※中国 小売売上高、中国の景気回復が期待されており、一部にはGDPの上方修正期待感も高まっている(前年比予想13.3% 前回13.2%)

9月12日(木曜)
※NZ中銀金融政策発表、政策金利2.5%の据え置きが予想されている。
※豪雇用統計、失業率の悪化が予想されているが、若干の悪化は既に織り込み済み(予想5.8% 前回5.7%、就業者増減=予想 前回-10200人)
※ドラギECB総裁講演
※新規失業保険申請件数(予想 前回32.3万件)

9月13日
※小売売上高(前月比予想0.4% 前回0.2%、除く自動車前月比予想0.3% 前回0.5%)
※ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(予想82.0 前回82.1)

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