2013年9月3日火曜日
9月2日(月曜)為替市場の動き
9月2日(月曜)為替市場の動き
***ポイント***
1. 米国市場はレーバーデーで休日で、欧州市場の後半や終了後にドルはやや値を戻し、円売りの流れも鈍くなる
2. 31日、オバマ米大統領はシリアへの軍事介入に議会の承認を求める方針を発表(9月9日まで米議会は休会で、議会支持も弱い)→ シリアへの軍事行動の有無先送りに、リスク資産買い+安全資産売りの流れが強まるが、米仏は化学兵器使用の証拠入手を示し混沌。
3. 中国国家統計局の製造業PMIが前月と予想を上回り、HSBC製造業PMIは速報値と変わらずだが前月よりは大幅上昇→ AUD+NZD買いが強まる。
4. 豪住宅着工許可件数が大幅に改善→ AUD買いが強まる。
5. 日本の4~6月期の法人企業統計で設備投資額が微増→ 9日発表の4-6月期GDP2次速報が年率2.6%→3.0%台~4%近くへ上方修正される可能性→ 消費増税がスムーズに実施されるとの思惑が広まり、日本株は上昇し円全面安。
6. ユーロ圏製造豪PMI・改定値は、速報値から若干上方修正し前月より大幅上昇→ イタリア、スペインは50を超え景気は拡大へ、ギリシャも大幅上昇。
7. 英製造業PMIは、予想と前月を大幅に上回り2011年2月以来の高水準→ ポンド買いが強まる。
8. 新興国通貨高、USDTHB、USDZAR、USDTRYでドル安へ。
9. 米ベライゾン=英ボーダフォン・グループとの合弁会社の「米ベライゾン・ワイアレス」を、1300億ドル(約12.9兆円)を買い取ることで合意→ 超大型合併にGBPUSDの買いが発生するのか気になる.
日経平均株価は上昇、13,572.92円(+184.06+1.37%)
香港ハンセンは大幅上昇、22,175.34(+443.97+2.04%)
上海総合指数は横ばい、2,098.45(+0.07+0.00%)
豪S&P/ASX200は上昇、5188.28(+53.32+1.04%)
EURO STOXX 50は大幅上昇、2774.09(+52.72+1.94%)
ダウ平均株価は休場、先物は14905ドル(+110.00)
USDJPY+1.19%
EURUSD-0.21%
GBPUSD+0.31%
AUDUSD+0.88%
EURJPY+0.96%
GBPJPY+1.48%
AUDJPY+2.09%
NZDJPY+2.26%
GOLD-0.22%(3日連続の下落)
WTI-0.78%(3日連続の下落)
DXY+0.20%(4日連続の上昇)
USDJPYは、週末の31日、中国製造業PMIと、オバマ米大統領がシリアへの軍事介入に議会の承認を求める方針を発表。週明けは円安からスタート。法人企業統計で設備投資額が微増、4-6月期GDP2次速報が年率2.6%→3.0%台~4%近くへ上方修正される可能性→ 消費増税がスムーズに実施されるとの思惑が広まり、日本株は上昇し円全面安。クロスの円売りが続き、欧州勢の参入に98.90~00円のストップを付け、99.40台まで上昇。一部では東京オリンピック招致の可能性とも言われているが、ふたを開けるまでは考え内容が無難では? 結局、シリアへの軍事行動も状況から判断すれば、何らかの手段をとる可能性が高く、北米市場が休場では動くこともできず、99.10~40円のレンジで終了。
EURUSDは、週末にオバマ米大統領がシリアへの軍事介入に議会の承認を求める方針を発表しても、動意な鈍く、強めのユーロ圏製造業PMI・改定値=51.4(予想51.3 速報51.3 7月50.3)で、速報値から若干上方修正、7月より大幅上昇、イタリア、スペイン=2年4カ月ぶりに50を超える、ギリシャは大幅上昇となったが、EUR買いは鈍く、大枠1.3190~1.3230のレンジ内。GBPUSDは、製造業PMI=57.2(予想55.0 前回54.8)と強くポンドの買いが目立ち、一時1.5593まで上昇、EURGBPは0.8470近くまで続落。欧州市場の後半は北米市場が休場で動きはストップ、ロンドンフィキシングでは一時1.3184まで下落したが、これも続かず。
AUDUSDは、週末の31日、中国製造業PMIと、オバマ米大統領がシリアへの軍事介入に議会の承認を求める方針を発表。週明けは0.8942と前週終値の0.8897からAUD高からスタート。豪住宅着工許可件数が大幅に改善=前月比10.8%(予想4.0% 前回-6.3←-6.9%)、前年比28.3%(予想 前回-11.8←-13%)→ AUD買いが強まる。AUDJPYの買いも続き、欧州市場では0.9000の大台ま上昇。欧州勢の利食い売りに0.8980を割り込み、一時0.8964まで値を下げたが、オセアニア勢の参入に伴い再び0.90台へ上昇。
米国発の材料
*ダウ平均株価は休場、先物は14905ドル(+110.00)
*米議会=シリア問題で財政議論の時間が残り少ない
*米ベライゾン=英ボーダフォン・グループとの合弁会社の「米ベライゾン・ワイアレス」を、1300億ドル(約12.9兆円)を買い取ることで合意→ 超大型合併にGBPUSDの買いが発生するのか気になる
欧州発の材料
*スタイクラス・ギリシャ財務次官(7月31日)=現行のギリシャ債務は持続可能な状況になく、軽減措置に関する競技が必要
日本発の材料
*日本の4~6月期の法人企業統計で設備投資額が微増、9日発表の4-6月期GDP2次速報が年率2.6%→3.0%台~4%近くへ上方修正される可能性に、消費増税がスムーズに実施されるとの思惑が広まり、日本株は上昇し円売りが強まった。
*安倍首相=民間投資の促進に向けて思い切った税制措置を講じるべき
豪・中国発の材料
*週末の中国国家統計局の製造業PMIが強く、朝方の豪住宅着工許可件数が大幅に改善、中国HSBC製造業PMIも速報値と同じながら50を超え、7月から改善。
*中国国家統計局=2012年GDPを1月時点の7.8%→7.7%に下方修正。
その他の材料
*ジョルダン・スイス中銀総裁=スイスフランは過大評価が続いており、上限設定は引き続き重要
*バーゼル銀行監督委員会=担保のひっ迫を避けるため、デリバティブの証拠金ルールを緩和、
シリア関連
*フランス有力議員=シリアへの軍事行動で議会が採決する見込みなし
*オバマ米大統領(8月31日)=シリアへの軍事介入に議会の承認を求める方針を発表、9月9日まで米議会は休会
*ケリー米国務長官=シリアのダマスカス近郊でサリン使用の証拠を入手
*フランス政府筋=シリアのアサド政権が化学兵器使用を示す報告書を議員に提示
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