2013年9月20日金曜日

9月20日(金曜)今日の為替相場見通し


9月20日(金曜)今日の為替相場見通し

***ポイント*****

FOMCのサプライズのドル売りも、昨日は英小売売上高の悪化、米経済指標トリプルで良好の、両股開きでドル買い戻しへ。そして、今日は週末金曜日、ドル相場の真贋を占える日。市場はドルショート、ポンドロングが多いのが気になる。

明日、21日(土曜)はドイツ連邦議会選挙があり、メルケル首相の連立与党と野党連合が伯仲。週末リスクと合わせ、EURは手を出しにくいが、予想外に強いEURに、買いの機会喪失リスクを強く感じる。


XXXX

USDJPY、クロス円を含め、円は狙い撃ち(円安)。日本の消費増税、追加景気刺激策、株高が材料だが、今日の日経平均株価は弱気ムード。相変わらず短期投機筋の円ショートがたまれば落とされ、過去に何度続けたことやら。

気がつけば、5月22日のバーナンキFRB議長の議会証言のサプライズ以降、大枠94.00~103.75円のレンジで、中心は99円ミドル近辺で現在の水準に近い。

しかし、Dailyベースで99.03円を維持、Weeklyベースで98.00円を維持、Monthlyベースで90.46円を維持している間は、ドル円買いの流れは変わらず。短期的にも中期的にも長期的ににも円安方向を継続。過去の教訓からは、ドル円は押し目買い、円ショートするならば、クロス円を狙う方針で変わらず。


EURUSD、ドイツ連邦議会選挙のリスクはもちろん大きい。ポンドやNZドル主導によるドル安傾向に底堅く、EURクロスの売りに積極的なEUR買いは欠けていたが、1.35の大台を維持してい推移し堅調以外の何物でもない。

Dailyベース1.3341、Weeklyベース1.3353、Monthlyベース1.3190を維持している間は、EUR買いの流れは変わらず。

AUDUSD、ついに新たなレンジに突入し買いの流れは変わらず。ただ、短期のAUDロングが多く、調整売り→新たな買い、調整売り→新たな買いを繰り返す可能性もある。短期的には、過去2日間止められている0.9520~30がターゲットで、調整色が強まれば0.9340台までの下げも。中期的には、パリティーをすんなり上抜けすることも考えにくく、0.9860が大きなターゲット。

Dailyベース0.9245、Weeklyベース0.9392、Monthlyベース0.9633を維持している間が、AUD買いの流れは変わらず。

XXXXXX


今後直面するテーマと材料

※ ドイツ連邦議会選挙(9月22日)
※ 次期FRB議長にイエレンFRB副議長が有力
※ へシリアが国連決議を順守するか?
※ 日本、消費増税が確実視され、法人税率引き下げなど追加景気対策が期待
※ 緊迫のエジプト情勢
※ イタリア政局の混迷が和らぐ
※ 米連邦債務引き上げ問題(10月1日からの新年度の予算案が成立しておらず、月内に議会が法案を可決しない限り、政府機関の窓口が閉鎖される恐れ、10月半ばにデフォルトの恐れ)
※ 法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(9月22日のドイツ総選挙後に判断へ)
※ ギリシャ第3次支援の有無

0 件のコメント:

コメントを投稿