9月2日(月曜)為替相場を考える
今後直面するテーマと材料。
※ 9月2日(月曜)米国市場は休場
※ 米仏は、シリアへの軍事行動を示唆→ 共に国連調査団の結果をみて議会の承認が必要だが、暫く時間がかかりそう
※ 新興国(EM)のマーケット→ 落ち着きを取り戻しているが、シリア情勢で変化も
※ 緊迫のエジプト情勢
※ イタリア政局の混迷
※ 米連邦債務引き上げ問題(10月半ばにデフォルトの恐れ)
※ 米国債の利回り上昇
※ G20サミット(9月5~6日)
※ 米8月の雇用統計(9月6日)
※ 法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(9月12日)
※ 米8月の消費者物価(9月17日)
※ ドイツ連邦議会選挙(9月予定)
※ ギリシャ第3次支援の有無、
※ 次期FRB議長にサマーズ氏有力
金融政策
※ 豪中銀理事会(9月3日)
※ BOE金融政策委員会(9月5日)
※ ECB理事会(9月5日)
※ NZ中銀理事会(9月12日)
※ 豪中銀理事会議事録(9月17日)
※ BOE・MPC議事録(9月18日)
※ FOMC(9月18日)
為替市場を含め、金融市場は目の前に「米量的緩和の縮小」と「シリアへの軍事行動」という、二つの大きな問題を抱えて、積極的に動くことはできない状態となっている。さらに、今日、9月2日(月曜)は、米国市場はレーバーデーで休場で、動きにくいことこの上ない。
結果てきに、シリア情勢の変化や軍事行動の有無の可能性で一時的に相場動く可能性や、短期的にはテクニカルだけの値動きに終始する可能性が高くなっている。
※USDJPYは、Daily、Weekly共に三角持ち合いで、上下共に試しながらも失敗に終わっているが、Monthlyチャートでは、過去の上昇局面から調整が続いている。
Dailyチャートは、200日単純移動平均線は上昇を続け94.67円にあり、緩やかな上昇トレンドが続いているが、21日単純移動平均線は98.02円にあり、ほぼ一直線に推移し、方向感が定まらない。下値のポイントは96.95円、上値のポイントは98.77円。
Weeklyチャートは、200週単純移動平均線は85.20円にあり、とても緩やかに上昇。21週指数移動平均線は97.66円にあり、この水準を中心した値動きで、これも方向性は読みにくい。上値のポイントは98.77円、99.68円、下値のポイントは96.56円、95.50円、95.39円。
Monthlyチャートは、長い上昇トレンドの調整局面が続き、スローストキャスティクスは売りへと変化し、やや下値リスクが残ることを示唆している。月足では5月に上昇し上値失敗、、6月に下落し下値失敗、7月に上昇し上値失敗、8月上下共に失敗の図式となっており、8月のレンジ、95.81~99.95円を抜け出すまでは、どうも次の動きを予想しにくい展開となっている。
※EURUSDは、Dailyチャートは、上昇トレンドが終わり売りへと変化し、1.3200を割り込みことができるか注目している。また、21日指数移動平均線が上限となり1.3293に位置し、200日単純移動平均線は1.3142を割り込むと1.3103が下値のめどになる。
Weeklyチャートは、長い期間レンジ相場を続けているが、200週単純移動平均線1.3368が上限で、引き続き21週指数移動平均線の1.3170が下値のポイントとなっている。スローストキャスティクスも売り変化しており、これをWeeklyベースで割り込むと続落する可能性が高まる。
Monthlyチャートは、三角持ち合いで、21か月指数移動平均線1.3024を中心に方向性は定まらない。上値のポイントは1.3574、1.3800。下値のポイントは1.3161、1.3024。
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