9月18日(水曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き(午後10時00分現在)
***ポイント***
米FOMCを明日未明に控え動きにくいことは100も承知。取引は結果を見てゆるりと判断するのも悪くない。なぜか、ギリギリに来て、QE3縮小額の予想が100億ドル→50億ドルへとディスカウントされており、GBPUSDの上昇を合わせ、ドル売りムードをやや強めている。
日経株価が強く、株高=円安の方程式が発動、GBPJPYを除き、クロスの円売りも精彩を欠き、USDJPYは、またしても99.00円を割り込み、直近は2度目で、98.80円以下のストップも見え隠れし、いやな雰囲気が漂っている。にもかかわらずFOMC前ではそう簡単には動けない。
その中で、最近の勝者のGBPは堅調。BOE議事録で、「現状では一段の刺激策が必要ないと全メンバーが判断」→ 住宅価格の上昇、強い経済指標に続き、一段の刺激策が必要ないとの発表を受け、GBP買いが強まり、クロスを含め独り勝ち。もう一歩で1.60の大台!
NZDは、イングリッシュNZ財務相が、「NZDUSDは0.70台後半なら好ましい」、「弱いNZDはNZにとって利益」、「NZ中銀の利上げ予想がNZドル相場に織り込まれている」と発言→ 弱いNZドルを期待しながらも、0.70台後半は許容範囲と、なんと姑息な発言だろう。現状からわずか数百ポイント下の水準がNZD安の許容範囲とは驚き。NZDを売りにくくなっているが、NZDUSDは動く気配は見えない。FOMCの後は注目。
EURUSDは、独世論調査では、メルケル首相率いる中道右派連合の支持率が野党陣営を下回り、土曜の選挙は不安でならない。EURUSDは動かないが、EURGBPの売り方向に一人で気勢をあげている。
AUDUSDは、アボット自由党党首がオーストラリア第28代首相に就任。中銀に追加刺激策を求める可能性を危惧、スティーブンス豪中銀総裁との間に隙間風が入り込まなければいいのだが? とりあえず今現在は大枠0.9335~70の狭いレンジで動けず。
とにかく、FOMCの結果と議長発言を待ちましょう!
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