2013年9月17日火曜日

9月17日(火曜)アジア・欧州市場の動き(午後8時30分現在)

9月17日(火曜)アジア・欧州市場の動き(午後8時30分現在)

安倍首相は「明らかに今の日本は買い」で「成長戦略・オリンピックの効果もこれからという今こそ、日本に投資すべき」と内外投資家へ説明したが、皮肉なことに日本株は弱い。

次期FRB議長の人事待ち、明日のFOMC待ちで、シリアが国連決議を順守するか待ち、重要なことは待ち相場で、方向性示せず。

それにしても、オバマ米大統領の吸引力低下気味? 次期FRB議長でサマーズ氏の起用失敗、対シリア軍事行動の議会承認で民主党から反発、予算・債務上限引き上げ期限が目前に迫るが収拾のめどはつかず。

AUDUSDは、豪州と米国の金利差に比例して動くことが多い。今日は、豪10年債利回りは上昇し、金利差は縮小気味、かつ、NZDUSDが強くAUDUSDをリード。AUDJPYもビット気味で、EURAUDはオファー気味。興味深い。

***ポイント***

豪中銀理事会議事録公表(9月3日理事会)は、8月の理事会と同じ内容。「追加利下げの可能性をオープンにしながらも、早急な利下げのシグナルは示唆せず」。それと、「豪ドルの一段の下落が鉱山投資減少の影響を補う」と「豪ドルは下落したが依然として高い」と豪ドル安容認に、豪ドル買いから一時売りへと変化したが底堅い。

独9月のZEW景況感調査は、前回と予想を大幅に上回り、3年ぶりの高水準。ユーロ圏の景気見通しが改善、ドイツ経済は引き続き勢いを増し、楽観的な景気見通しが強まり、発表直後はEUR買いへと動く。
「49.6(予想45.5 前回42.0)、現況指数30.6(予想20.8 前回18.3)」

英8月の消費者物価指数は、前年比は予想を一致したが、前月を下回り、2カ月連続の低下に、発表直後はGBP売りへと動く。
「前月比0.4%(予想0.5% 前回0.0%)、前年比2.7%(予想2.7% 前回2.8%)、コア前月比0.4%(前回-0.2%)、コア前年比2.0%(予想2.0% 前回2.0%)、小売物価指数(RPI)=前月比0.5%(予想0.4% 前回0.0%)、前年比3.3%(予想3.2% 前回3.1%)、実勢インフレ率(RPIX)=前月比0.5%(予想0.4% 前回0.0%)、前年比3.3%(予想3.2%  前回3.2%)」

XXXX

USDJPYは、日本株高=円安の方程式も、株安ではドル円の上値も重く、アジア・欧州市場では大枠99.00~99.35円の狭いレンジで推移。

EURUSDは、21日のドイツ統一選挙の世論調査では、メルケルの中道派連合と野党連合の支持が拮抗しながらも、アジア市場では1.3320台を底値に狭いレンジで推移。欧州市場に入り、予想外に強い独9月のZEW景況感調査に、直後からEUR買いへと変化し、EURGBPの買い戻しが強く、1.3369まで上昇。それにつけても、最近の独・ユーロ圏の経済指標は強く、短期金利の上昇に、EURの底堅さが感じられる。

AUDUSDは、豪中銀理事会議事録の発表直後は、豪ドル買いから売りへと変化しながらも、0.9300割れの買いが続き下げ止まる。欧州市場に入り、豪州と米国の金利差縮小や、NZDUSDの買いがリードし、0.9330台を超え0.9350台まで上昇。


日経平均株価14,311.67(-93.00-0.65%)
香港ハンセン23,180.52(-71.89-0.31%)
上海総合指数2,185.56(-45.84-2.05%)
豪S&P/ASX2005251.24 (+3.25+0.06%)
EURO STOXX 502,883.17(-11.47-0.40%)(午後8時45分現在)

0 件のコメント:

コメントを投稿