9月16日(月曜) 今週の注目点
⇒ 紅一点、サマーズ氏(15日)=オバマ大統領と電話会談をし、FRB議長レースから離脱することを表明→ 週明けの為替市場では先週末から大きく窓を空け、ドル売りが強まる。
⇒ 今週のメインイベントは、もちろん18日のFOMCで、政策金利0.25%お据え置き、住宅ローン担保証券(MBS)買い入れプログラムを、年間400億ドルで据え置き、国債買い入れプログラム450億ドル→350億ドルへ縮小予想するとの予想が多い。現状の相場にそれを織り込んでいる可能性は高く、逆になにもしない場合のリスクが大きくなっている。
⇒ 次には、外交的解決策の可能性が強まっている、シリア情勢だが、こちらの重要度はやや減少気味で、サプライズは、シリアが予想外のとんでもないことをすることだが、その可能性は低い。
⇒ そして、今、FRB次期議長の最有力候補のサマーズ氏が突然、オバマ大統領と電話会談し、離脱を表明。次期候補はだれになるのか? いずれにしても、市場参加者のマインドはドル高センチメントがやや弱まっている。
それ以外では、
9月16日(月曜)
(17:00) ドラギECB総裁講演=はたして何を言うのか? しかし、あまり期待されていない。
9月17日(火曜)
(10:30) 豪中銀理事会議事録=9月3日の理事会では、一部に期待された追加利下げの可能性を示さず、AUD買いが強まった経緯があり、議事録の内容が注目される。
(17:30) 英消費者物価指数=前月比予想 前回0.0%、前年比予想2.7% 前回2.8%、コア前年比予想2.0% 前回2.0%、小売物価指数(RPI)=前月比予想0.4% 前回0.0%、前年比予想 前回3.1%、実勢インフレ率(RPIX)前月比予想 前回0.0%、前年比予想 前回3.2%
最近の英経済指標は強い内容が多く、英国では不動産バブルとも言われている。6日のBOE四半期調査=利上げ期待の消費者29%(5月前回34%)に減少。2008年11月以来の低水準カーニーBOE総裁は、12日に「必要なら利上げすることに問題ない」、「回復が弱まった場合には追加支援を検討」と発言、引き続き消費者物価指数は注目される。
(21:30) 米消費者物価指数=前月比予想0.2% 前回0.2%、前年比予想1.6% 前回2.0%、コア前月比予想0.2% 前回0.2%、前年比予想1.8% 前回1.7%
FRBのQE3解除の条件の一つにはインフレがあるが、コア前年比の予想は1.8%と前回1.7%からやや上向く予想となり、この数字が18日のFOMCのQE3縮小の有無を占う一つとなりえる。
9月18日(水曜)
(17:30) BOE金融政策委員会議事録公表=9月5日の委員会では政策金利0.5%資産買入枠37500億ポンドで据え置いたが、委員の賛成数が全会一致なのかが注目したい。
(23:40) ボロズカナダ中銀総裁講演=9月4日には、いままで主張していた利上げ時期が不透明になった経緯があり、この辺を注目したい。
(03:00) FOMC=政策金利0.25%お据え置きを予想、住宅ローン担保証券(MBS)買い入れプログラム=年間400億ドルで据え置き、国債買い入れプログラム450億ドル→350億ドルへ縮小予想が多い。何もなければサプライズ。
(03:30) バーナンキFRB議長記者会見=注目!
9月19日(木曜)
(07:45) NZの第2四半期GDP=前期予想0.2% 前回0.3%、前年同期比予想2.3% 前回2.4%
(10:30) 豪中銀報告
(21:30) 新規失業保険申請件数=前回29.2万人とサプライズの減少となったが、今週もこの改善傾向が続くのか?
9月22日(日曜)
ドイツ総選挙=メルケル政権の保守系与党は支持率首位だが、自由民主党と連立しても過半数は微妙。サプライズの政権交代があれば、EURは急変するリスクは高い。
0 件のコメント:
コメントを投稿