2013年9月12日木曜日

9月12日(木曜)アジア・欧州市場の動き(午後8時30分現在)

9月12日(木曜)アジア・欧州市場の動き(午後8時30分現在)

為替相場は盛り上がると萎み、目先の利益追求型の短期取引が主流。

市場参加者の注目点は、2点。
①18日のFOMCの結果待ち。資産買入枠100億ドル減少を織り込み、その結果、為替相場は現状の水準に至っている。今後の見通しの変化に相場も比例して変動。
②シリア問題の結果待ち。軍事的手段、外交的手段、どちらで解決できるのか? こうなったら、できるだけ多くの国を巻き込みながらも、限定的な軍事行動の可能性は消えず。

***ポイント***

相場いわく、「オリンピックは2020年→ ず~と先のこと」、「シリア情勢は外交的な解決の可能性→、またわからない」、「日本の消費増税や経済対策→ 来年のこと」、「テクニカルの円売りも→ 投機筋だけ」。悔しいが、市場センチメントは、円ショートカバーのドル円売りへ傾いている。

せっかく円売り材料が多発し100.50台を超えたものの、一日しか持たず。 円安を期待しなくなった時が、USDJPYを含め円売りのチャンス。

USDJPYは、日本株も二日続けて弱く、株買いムードは沈滞化。AUDUSDは0.93台を維持できず、GBPUSDは1.5800台から再出発できず、相場をリードしていた、GBPJPYとAUDJPYも弱含みで推移。

結果、USDJPYは99.50円を割り込み、ストップを誘発し続落傾向が続き、一時99.20円近くまで下落、戻りは99.60円近辺と40ポイントの戻り幅で、買い戻しが弱い。99.00円のボトムラインを維持しながらも、どうも円シートは安心して見ていられす水準や値動きではないが、中期的な流れを狙うなら、買いで、市場センチメントが弱気な時は、円売りの好機では!

USDJPYがだめなら、流行のAUDJPY買い+GBPJPY買いに頼らざるを得なくなる。これも基本的には資金フローという強い錦の御旗があるが、テクニカルでブレークしてからは、やや投機的なポジションが増加中。明日は週末金曜日、来週月曜な日本3連休。ちょっと、ポジション巻き戻しが気になるタイミング。

EURUSDは、昨日1.3280を超えてからは久々にEUR買い相場へ。しかし、市場参加者の多くはEURUSDでポジションを持つことを避けている。流行はユーロクロスで、特に、EURAUD+EURGBPだが、円クロス同様に、ポジションを積み増すことではタイミングが今ひとつ悪い。

GBPUSDは、ふと思い出したことがある。中東での有事にはポンド買いが強まることである。中東産油国の王様の資金は、ロンドンで運用されることが多く、それぞれのファンドマネジャーによってい、それぞれの国の通貨に必要に応じて交換され、運用されている。シリア情勢の緊迫化=ポンド買いだったんでしょうね!

となると、仮に、シリアが外交手段で解決されるようになれば、GBP買いも弱まる? 米国は、ロシア、中国、サウジ、イラク、イスラエル、そして、欧州各国を巻き込んでいる。これも、まだまだ先のことになりそうである。


⇒ オセアニア市場は、NZ中銀が2014年に利上げする可能性を示唆して、NZDの買いが強まり、豪雇用統計が悪化し、AUD売りが強まる。
⇒ カーニーBOE総裁の証言は、追加利下げの可能性と、利上げの可能性を示唆、投機筋にとっては最悪の結果となったが、強弱混在ながら、GBP売りは弱まる。
⇒ インドネシア中銀は、サプライズの利上げを実施。今年に入り計5回で、5.75%→7.25%へ、ルピアは年初から16%近く下落している。
⇒ 独8月の卸売物価は、前回を大幅に下回り約4年ぶりの大幅な下げ率にEURは軟調に推移
⇒ ソフトバンク1兆9800億円を借り換える=12月17日返済期日1兆2849億円、スプリント買収金、イー・アクセスの一部債務の返済に借り換え資金


日経平均株価は小幅下落、14,387.27(-37.80-0.26%)
香港ハンセンは横ばい、22,953.72(+16.58+0.07%)
上海総合指数は小幅上昇、2,255.60(+14.33+0.64%)
豪S&P/ASX200は横ばい、5242.54 (+8.15+0.16%)
EURO STOXX 50は横ばい、2,859.14(-4.30-0.15%)午後8時30分現在

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