2013年9月12日木曜日

9月12日(木曜)今日の為替相場見通し

9月12日(木曜)今日の為替相場見通し

***ポイント*****

⇒ 午後6時、カーニーBOE総裁が英議会委員会出席(他に、フィッシャー、マカファティーも出席)さてどのような発言をするのか? 結果をみてから、GBPUSDのインパクトを見ながら、EURGBPへの影響と、結果的にEURUSDの影響を判断したい。もちろん、GBPJPYも。

⇒ 既に、今日の重要なイベントの二つが発表され、為替市場に大きなインパクトを与えた。

①NZ中銀は政策金利2.5%の据え置きを決定、予想通り。声明=「年内は金融政策を据え置くが、2014年には利上げの可能性がある」→ NZ中銀は、過熱している住宅市場を抑制するため、住宅融資規制を導入したばかりで、利上げの可能性を示唆したことの意外性が高くNZD買いが強まる。

②豪8月の雇用統計は、失業率=5.8%(予想5.8% 前回5.7%)、就業者増減=-10800人(予想10000人 前回-10200人)。

③失業率は上昇し、就業者数が予想を大幅に下回るマイナスで、利下げ観測が強まる、AUD売りが加速しAUDUSDは0.9340→0.9240割れまで約100ポイント近く下落。利上げ観測に上昇したNZDと対象的で、結果、AUDNZDは1.1470→1.1380→1.1350台へ下落。

USDJPYは、やらせかどうかは別として、日本政府が消費税を予定通り3%引き上げる方針を固めたと報道していたが、株も上がらず。センチメント円安より、ポジション・円ショートが多く、AUDJPYが火付け役で、100.50円を割り込みストップが爆発し、今は円売りが勝ち。ただ、99.00円のボトムラインを維持していることで、USDJPYは引き続き買いの流れを継続。耐える時かも!

EURUSDは、コア、1.3180~1.3360のレンジが続く。目先は1.3260がボトム。EURGBPの影響が大きそうで、午後6時、カーニーBOE総裁が英議会委員での発言が非常に、非常に重要。他に、フィッシャー、マカファティー両委員も発言、注目。

AUDUSDは、どうしようもない、AUDは他のクロスでも全面安。0.93台で利食ていれば最良。AUDNZDのショートがあればベストだが、そう簡単にポジションを持っている参加者がいるとも考えにくい。豪中銀の利下げ観測、NZ中銀の利上げ観測と、両股開き。もうしばらくは、戻り売り相場が続きそうで、0.9120~40も覚悟しなければならないかも。その水準が維持できれば、再反発の可能性が高まるが、それは後のこと。


今後直面するテーマと材料

※ カーニーBOE総裁が英議会委員会出席、さてどのような発言をするのか?
※ オバマ米大統領は米国民へ向けシリアに関して演説(9月10日 日本時間11日の午前11時ごろ)
※ FOMCでQE3縮小の可能性は消えず(9月18日)
※ シリアへの軍事行動が回避され、外交的解決ができるか
※ 日本の強い4-6月期GDP3.8%と、日本株高と、2020年東京オリンピック開催決定で、消費増税が確実視され、追加景気対策が期待される
※ 緊迫のエジプト情勢
※ イタリア政局の混迷
※ 米連邦債務引き上げ問題(10月半ばにデフォルトの恐れ)
※ 米国債の利回り上昇
※ 法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(9月12日)
※ 米8月の消費者物価(9月17日)
※ ドイツ連邦議会選挙(9月22日)
※ ギリシャ第3次支援の有無、
※ 次期FRB議長にサマーズ氏有力

金融政策
※ NZ中銀理事会(9月12日)
※ 豪中銀理事会議事録(9月17日)
※ BOE・MPC議事録(9月18日)
※ FOMC(9月18日)

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