米国の緩和策の縮小が9月に始まるリスクに、財政収支の赤字国中心に、一部の新興国から資金の引き上げが続き、株式市場と債券市場は波乱が続いた。そして、シリアの化学兵器使用の疑惑が表面化し、軍事行動の動きが見られた影響と思われる。
リスク資産の影響を受けやすい、豪ドルとカナダドルはショートが増加し、NZドルはロングが減少。安全資産のスイスフランはなぜかロングは微増、ポンドもショートは微減、ユーロロングは増加したが、円ショートが増加するなど、ドルの全面高の展開となった。
データが集計された8月27日以降では、主要国通貨は弱く、米国やフランスなどが単独でシリアへ軍事行動に出るリスクに、ドル高傾向が続いたことを考えれば、ネットポジションでドルロングがさらに増加したことが予想される。
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