複雑なクロス。EURUSDは上値が重く、GBPUSDは上昇し、EURGBPは下落へ、USDCHFは上昇し、EURCHFは上昇へ。そして、JPYは弱い。(8月14日午後10時現在)
強い英ポンド。相変わらず英国の経済指標は強い。今日も、失業保険申請件数は、前回が大幅に改善し、今回も予想より改善(-2.92万人(予想-1.25万件 6月-2.94万人←-2.12万件)。
また、BOE議事録では、政策金利と資産買入枠は9対0の全員一致で決定されたが、今回から追加公表された、フォーワードガイダンスは、8対1の決定で、ウィール委員が反対。この結果に、BOEの利下げ時期が予想より早まるとの思惑が広まり、債券利回りは上昇し、GBP買いにい拍車がかかり、GBPUSDは安値1.5420台→1.5520台まで上昇した。とくに、EURGBPは0.86手前から→0.8540近くまで下落し、売りが目立った。
弱い円。日経平均株価は一時下落したが、午後から大幅上昇、14050.16 円(+183.16+1.32%) 、結局は円売り材料となる。円はクロスで円安(除く、EURJPY+CHFJPY)、
EURUSDは、1.3240~80のレンジで綱引き状態。フランス、ドイツの第2四半期GDPは強く、ユーロ圏第2四半期GDP・速報値は、前回から下方修正されたが、予想を上回り、昨年第4四半期から続いたリセッションから脱却することができた(=前期比0.3%(予想0.2% 第1四半期-0.3%←-0.2%)、前年比-0.7%(予想-0.8% 第1四半期-1.1%)。しかし、オランダ、スペイン、イタリアなどは、引き続きリセッションを継続、ドイツ産業連盟は、2013年GDP成長率予想を、輸出の伸びが予想3.5%を達成できず、1月予想0.8%→0.5%に下方修正。
AUDUSD+NZDUSDは引き続き堅調。朝方発表された、豪8月のウエストパック消費者信頼感指数は、前回を大幅に上回り、5カ月ぶりの高水準で、豪中銀の利下げにより、消費者マインドが改善(=前月比3.5%(予想 7月-0.10%)。NZDUSDも、NZ第2四半期の小売売上高指数は、前回・予想を上回り、政策金利の年内据え置きと、来年の利上げの期待感が強まり、一時NZD買いが強まる=前期比1.7%(予想1.3% 第1四半期0.9%←0.5%)
米ドルのセンチメントは、FOMCの量的緩和縮小期待が続き、それほど悪くない。ただ、再び9月のFOMCで資産買い入れの縮小を予想した動きとなり、ある程度は市場に織り込まれている。
ブルームバーグが8月9~13日(前回7月18~22日)に実施したエコノミスト調査では、9月のFOMCで資産買い入れの縮小予想が増加し、反面、購入金額の減額金額は縮小へ=65%のエコノミストが9月のFOMCで資産買入枠の縮小が決定されると予想(前回は半数が予想)、当初は月額850億ドルの債券購入が100億ドル減額され750億ドルへ、2014年半ばには債券購入の終了を予想(前回は月額200億ドル縮小を予想)
日経平均株価は、二日連騰、14050.16円(+183.16+1.32%)、上海総合は、小幅安、2100.14(-6.02-0.29%)、豪S&P/ASX200は、ほぼ変わらず、5157.42(-0.23-0.01%)、EURO STOXX 50は、小幅上昇、2844.77(+3.93+0.14%)
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