2013年8月14日水曜日

昨日は、3連騰のドル高、そして、円は全面安へ。

昨日は、3連騰のドル高、そして、円は全面安へ。

夏枯れ相場が続く中で、米経済指標の結果を見ながら、FRBの量的緩和の縮小期待が見え隠れし、ドルインデックスは3連騰。安倍首相が「法人税減税+消費税増税」セットメニューの作成期待に、日本株高=円安へと動き、欧米の経済指標はまずまずで、日本を除く主要国の債券利回りは上昇へ。日本との金利差拡大に、円売りプレッシャーが強まる。が、いつまで続くことやら?

注目の米経済指標は、米7月の輸入物価指数は、前月が下方修正され、非石油価格が4年半ぶりの下落でインフレ圧力は弱い。米7月の小売売上高は、総合指数の前月が上方修正され、予想をやや下回るが、除く自動車の前月比が0.5%と強く、昨年12月以来の伸び率で、景気下支えとなっている。米6月の企業在庫は、前月が下方修正され、予想を下回り、GDPへの寄与度が速報値より低下した可能性に、ドル買いが弱まり売りへと変化。

USDJPYは、上昇し円安へ(+1.33%)。前日の悪材料にも円買い反応は鈍く(予想を下回るGDP)、法人税減税期待に株高=円安へ動き、3日間続いた大枠96.00~97.00円のレンジの上限を抜けて98円台へ。夏場の底打ち感もそろそろ。

EURUSDは、小幅下落(-0.28%)。堅調な独・ユーロ圏の経済指標にもかかわらず3日続落したが、大枠1.32~1.34のレンジ入りへ。ユーロ圏6月の鉱工業生産は、ドイツが前月比2.5%に拡大、前月より大幅改善され、2011年11月来の伸び率で、予想とほぼ変わらず、ユーロ圏のリセッションから抜け出す可能性が高まりる。独8月のZEW景気期待指数は、予想・前回を大幅に上回りEUR買いが強まる。

AUSDUSDは、小幅下落(-0.38%)。主要国の株価やリスク資産との連動が続く。5日連騰後、2日続落し一時0.9080割れまで下落したが、終値ではなんとか0.91台を維持し、強さは継続し高値再確認待ち。

円はクロスでも全面安。EURJPY130円台へ(前日の128円から2連騰)、GBPJYP一時152円台へ(前日の104円から2連騰)、AUSDJPY一時89.60台へ(96円台から4連騰)、CADJPY一時95円台へ(92円台から4連騰)

GBPUSDも、小幅下落ながら、英国の住宅関連の経済指標は強い。英7月のRICS住宅価格指数は、予想・前回を上回り7年来の高水準で、最近は良好な住宅関連の経済指標が多い。BOEは政策金利を3年間過去最低に据え置くことは発表しており、今後も住宅価格が上昇する可能性が高まる。英7月のDCLG住宅価格は、予想を下回るが前月から上昇。景気回復期待にポンド買いが続く。

日本を除く、主要国の10年債利回りが上昇し、日本との金利差が拡大へ。米2.62→2.72%、独1.7%→1.81%、英2.46%→2.6%、豪3.69%→3.75%。日米金利差は1.98%と、昨年7月来に拡大。

ダウ平均株価はマイナス圏から値を戻し小幅上昇、15451.01(+31.33+0.20%)。欧州株も上昇、EURO STOXX 50は2841.61(+14.46+0.51%)。

原油価格は小幅上昇、106.49(+0.34+0.32%)、金価格は5日ぶりに下落、1321.20(-15.60-1.17%)、ドルインデックスは3連騰、81.756(+0.423+0.52%)。

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