2013年8月9日金曜日

夏場のこの時期で、重要な欧米の経済指標や発言の予定もない、週末金曜日。中国の経済指標は堅調で、不安視された中国経済の景気の底打ち期待も一部み見られ、リスク資産は全体的に強気に推移。

中国7月の経済指標では、消費者物価指数は、予想を若干下回るが、前月と変わらず=前年比2.7% (予想2.8% 6月2.7%)。小売売上高は、→ 予想・前回を小幅下回る=前年比13.2%(予想13.3% 6月13.3%)。鉱工業生産は、予想・前回を大幅に上回る=前年比9.7%(予想9.0% 6月8.9%)。

この結果、中国景気の底打ち感が強まり、中国株は小幅上昇へ(香港ハンセン21792.14(+136.26+0.63%)、(上海総合2052.24(+7.34+0.36%)。

AUDUSDは買い戻しが続き、ドル売りをリードしている。豪中銀の金融政策報告で、成長率見通しを引き下げ、失業率の上昇、追加利下げの可能性を示唆したが、AUD売りが限定的で、中国の経済指標が中国経済の底打ち感を漂わせたことで、AUDUSDの買いの流れは変わらず。

USDJPYは、昨日96円割れを実現し、反発したこと、週末・夏休み時期の薄商いの中で、目先の円ロングポジションの調整が一巡したこと、日経平均株価が過去数日間の続落から小幅上昇(13615.19+9.63+0.07%)したことで、円売り傾向が続いているが、96.80超えの売りに上値を抑えられている。

円クロス全体では、昨日急上昇した、AUDJPY+CADJPYでは、調整の売りも限定的で、底堅く推移し、主要通貨でも円買いはあまり見当たらない。

市場参加者は、8月11日の日本のGDP第1次速報の予想は、前期比0.9%、年率3.6%と前回4.1%から低下予想ながら、景気回復を示す可能性があり、この結果を見守る動きとなる可能性がある。
(8月9日 午後4時30分)

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