2013年8月3日土曜日

週末金曜日は、既にご存じのとおり、サプライズの米雇用統計にドル全面安。

週末金曜日は、既にご存じのとおり、サプライズの米雇用統計にドル全面安。米非農業部門の雇用者数が18.4万人の予想に反し、16.2万人と少なく、6月、5月も下方修正されたことで、米債券利回りは低下し、ドルは全面安、それが功を奏したのか、米株価高値更新。ただ、数字だけ見れば、前回6月の雇用統計の行き過ぎた上昇の反動に思われてならない。

同時刻に発表された、米個人消費支出は、予想通りながら前回を大幅に上回り(前月比0.5% 予想0.5% 5月0.2←0.3%)、コアPCE価格指数も上昇し(前月比0.2%(予想0.2% 5月0.1%)、増税の影響も薄れ、雇用と住宅市場の改善により、下期は加速すると思われている

結論とした、市場が大騒ぎするほど、悪い数字に思えないが、振り出しに戻ったことに変わりない。直前に発表された、主要な米経済指標は強く、ADP全米雇用報告はが強い数字で、週間新規失業保険申請件数も改善傾向が続いていたことで、市場参加者の思惑が外れた失望感による、ドル売りで、前日の水準に戻しただけと考えたい。

USDJPYは下落し円高へ。99.94まで続伸したが100円台を達成できず、弱い米非農業部門雇用者数に、99円割れまで下落、戻りも99.40止まりで98.60円台まで一時下落続落。

EURUSDはユーロ高だが前日の下げを戻しただけ。大枠1.3190~25の狭いレンジから、弱い米非農業部門雇用者数に1.3280台まで上昇、1.3230台を底値に1.3294まで上昇したが、1.3300台をトライできず。

AUDUSDは続落。欧州市場は0.8880割れまで下落、弱い米非農業部門雇用者数に直後0.8970近くまで上昇したが続かず、0.8870まで下落、結局は0.8890~35のレンジへ。

EURGBPは続落。弱い米非農業部門雇用者数はもちろんのこと、強い英建設業PMI、英国立経済社会研究所が英経済成長見通しを引き上げ、結果、0.8740台→0.8670台へ下落、GBPJPYを含め、クロスではポンドの強さが目立った。

円クロスは複雑。EURJPYはほぼ変わらず(-0.06%)、GBPJPY(+0.48%)は円安、AUDJPY(-0.84%)+NZDJPY(-1.33%)と大幅な円高。

日本株は大幅高(+3.29%)で、7月16日からの急落分を戻し、豪株も大幅上昇(+1.09%)、NYダウは小幅上昇にとどまったが(+0.19%)高値を更新、中国株は小幅上昇(上海総合+0.02%)。

米債利回りは前日の上昇幅を戻し、ほぼ31日の水準に逆戻り(10年債利回り2.6%←1日2.71%←31日2.59%)。日米金利差も縮小(1.78%←1日1.91%←31日1.79%)。

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