2013年8月2日金曜日

市場の目は米経済指標にくぎ付け! 強い米経済指標にドル全面高+円全面安。

先日のFOMCは量的緩和の継続を示しただけで終わり、9月18日の次回FOMCまでの米経済指標に焦点が当てられている。その中で、先の米第2四半期GDPは強く、昨日の米チャレンジャー社米企業人員削減数は改善、米新規失業保険申請件数も改善、米ISM製造業景気指数は2年ぶりの改善。

そして、米10年債利回りは大幅上昇し(欧州債も上昇)、米株も上昇し(世界的に上昇へ)、ドルインデックスも上昇(+1.08%)へ、原油価格も大幅上昇へ(+2.45%)。ただし、金価格だけは下落(-1.04%)。

USDJPYは大幅続伸(1.71%)。強い米経済指標とリスク選好に上昇、クロスを含め円は全面安、大枠97.66→99.57と約1円上昇、安値引けで99.60直前まで上昇。

EURUSDは続落(-0.71%)。再び1.3200~1.3300のレンジへ。強いユーロ圏PMI、ECB理事会では新たな利下げの協議もなく、EUR買い材料にも、強い米経済指標にドル全面高の流れに続落し、一時1.3200を割り込み、戻りは限定的。

AUDUSDは続落(-0.62%)。0.8950を底値に一時下げ止まったが、0.9000の大台を超えられず、強い米経済指標にもリスク選好の買いとはならず、逆に一時0.8910を割り込む。

◎米チャレンジャー社米企業人員削減数は、前月比は削減幅が大幅減少=前月比-4.2%、37701人(前回39,372人)、前年比+2.3%(前回4.8%)
◎米週間新規失業保険申請件数は、予想を上回る改善にドル買いが一時強まる=32.6万件(予想34.5万件 前回34.5←34.3万人)
◎米ISM製造業景気指数は、予想・前回を大幅に上回り2年ぶりの高水準で、米景気の拡大が期待されドル買いに動く=55.4(予想51.5 前回50.9)、新規受注58.3(前回51.9)、雇用54.4(前回48.7)、価格49.0(前回52.5)

◎ユーロ圏製造業PMI・改定値は、速報値から上方修正=50.3(予想50.1 速報値50.1)
◎ECB理事会は、政策金利0.5%の据え置きを決定=下限金利の中銀預金金利も0.0%に、上限金利の限界貸出金利も1.0%にそ据え置いた
◎ドラギECB総裁の記者会見では、フォワードガイダンスで主要政策金利は現行水準にとどまるか、長期間低水準は据え置かれるとの方針を再表明、少なくとも2014年にかけ低金利を維持する見通し、利下げ協議の有無は示さず=「インフレ期待は引き続き抑制」、「景気が上向いている兆候もみられる」、「政策を通じ、今年と来年の経済活動の緩やかな回復を支援」→ 利下げについて広範囲の協議はなく、欧州銀行間取引金利が上昇へ

◎英製造業PMI・改定値は、速報値から大幅上方修正=54.6(予想 速報値52.9)
◎BOE金融政策委員会は、政策金利0.5%、資産買入枠3750億ポンドの据え置きを決定=直後はGBP買いが強まる。 声明はなく 8月7日インフレ報告を公表しフォーワードガイダンスについて説明を待つ動きへ

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