2013年8月1日木曜日

欧州市場の動きは?

米財政引き締めがなければ米経済は大幅拡大していたはず、との発言が多い昨今。注目の米第2四半期GDP速報値は、予想外の増加となったが、集計一部変更+前期大幅下方修正で、どうも素直に信じられず。

FOMCは低インフレを懸念、住宅ローン金利の再上昇を懸念、財政引き締めが経済の足かせを懸念。そして、注目された変更はなく、この結末は、9月のFOMCまで持ち越された。

特に、米株が上昇するではなく、米債券利回りが上昇するではなく、為替相場だけが右往左往し、AUDUSDがついに0.9000の壁を割り込み、一人負け。

本日は、BOE金融政策委員会とECB理事会が注目されるが、共に現行政策の維持が予想されており、昨日のFOMCの結果から見ても、その流れになる可能性が高いと思われる。問題は、前回に初めて示した、フォーワードガイダンスの変更があるか? または、予想外の発言があるのか?

では、なにもなければ、EURUSD+GBPUSDはどう動くのだろうか?

ユーロ圏+英国共に、最近の経済指標は若干ながら改善傾向を示し、本日のユーロ圏製造業PMI・改定値も上方修正され、英国もしかりで、上方修正の幅は大きく、英国・ユーロ圏の株価は堅調に推移している。

EURUSDは、1.33台を昨日達成したが、なぜか買いが続かず、その反動を危惧している。1.3200を割り込み、後に1.32台を回復できなければ、下値リスクが高くなるが、結局は1.31~1.33のレンジへ。

GBPUSDは、1.54台のトライを失敗し売りへ変化してから、久しい。1.51台を維持できれば、1.51~1.53のレンジが考えやすいが。 興味深いのはEURGBPで、0.8700を割り込むと、いや、余裕を見て0.8680近辺を割り込むと、売りへと変化しやすいのだが!

猫の目のようにくるくる変わる日経平均株価。アジア市場はこの乱高下についていけないが、今日は14000円台を回復する2.47%の大幅上昇。最近は、1%台の変動は当たり前になってきている。

その理由もよくわからない。コメントでは、円安だから! 中国中国国家統計局の製造業PMIが50を超え前回より上昇したから! などあるが、為替市場では、株安だから円安との声も多く、中国製造業PMIもHSBCは下方修正しており、なにがなんだかよくわからないのが、現実。

ただ、中国政府は今日も、内需刺激策を発表したり、資金供給を積極的に実施し、どうも、中国発のリスクは弱まりつつある。

こんな中で、USDJPYは3日間98円中心の相場で、下値をトライしたが、97.50のオプションバリアを割り込むことに失敗し、過去3日間の高値を更新。最近の下降トレンドを維持しながらも、99円台を達成すれば、99.70~80円までの上昇余力も出てくる。

逆に、リスク(大きなリスク)は、96.50円を割り込むと、やや大きな下値リスクがでてくるが、市場では大口の買いが96.50~70円で待っているとのウワサが流れている。はて? 本当か否か?



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