2013年8月30日金曜日

8月30日(金曜)為替相場を考える

8月30日(金曜)為替相場を考える


今後直面するテーマと材料。
※ 緊迫のシリア情勢→ 国連調査団の結果待ちで、8月31日午前現地発
※ 新興国(EM)のマーケット
※ 緊迫のエジプト情勢
※ イタリア政局の混迷
※ CEEMEAのマーケット
※ 米連邦債務引き上げ問題(10月半ばにデフォルトの恐れ)
※ 米国債の利回り上昇
※ 米第2四半期GDP(8月29日)
※ G20サミット(9月5~6日) 
※ 米8月の雇用統計(9月6日)
※ 法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(9月12日)
※ 米8月の消費者物価(9月17日)、
※ ドイツ連邦議会選挙(9月予定
※ ギリシャ第3次支援の有無、
※ 次期FRB議長にサマーズ氏有力

金融政策
※ 豪中銀理事会(9月3日)
※ BOE金融政策委員会(9月5日)
※ ECB理事会(9月5日)
※ NZ中銀理事会(9月12日)
※ 豪中銀理事会議事録(9月17日)
※ BOE・MPC議事録(9月18日)
※ FOMC(9月18日)


「今日は週末の金曜日」。シリアへの軍事行動という、週末リスクが重くのしかかってくる。米国が信頼する英仏だが、今回のシリア化学兵器使用への軍事行動を、英国議会は「NO!」と拒否。オバマ米大統領はアメリカ単独でシリアへの軍事行動を始めることができるのか?→ 誰もわからない。

基本的は週末リスクを考え、良策はドルロング・安全資産ロングと判断。何事もなければ、月曜日は逆の流れ止む無し。

国連のシリア化学兵器使用の有無を判断する調査団は、8月31日の午前中に現地を離れて、その結果を発表するだろう。 もし、予想外の結果ともなれば、9月2日(月曜)の早朝のオセアニア市場で、相場が急変して始まることになり、投機筋は気が気ではない。それを確認してから月曜日からの参戦は上策。

「今日は月末」。月末の特殊要因が相場を動かすことが過去多くあり、シリア情勢に変化がなければ、この要因による相場変動がより高まる。需給からの期待は、EUR+GBPの買い。


USDJPYは、シリア・リスクだけを考えれば、98.50円を買い仕掛けし、99.00円超えのストップを狙うこともあるまい。98.60円を超えれば、短期的に円弱気ムードが強まるが、Weekly終値で99.00~10円を超えなければ、96.30円~99.00円のレンジ相場変わらず。

EURUSDは、1.3200を割り込むと、ストップの売りや、弱気なセンチメントに偏りやすいが、それでも、1.3160近辺が真のポイント。Weekly終値でこれをブレークするまでは、ユーロ弱気をあまり考えたくない。

AUDUSDは、米FRBのQE3縮小+シリア・リスク+豪中銀のAUD安容認政策に、どうもAUD買いの支持者が少ない。0.9030~40円をクリアに超えてこなければ、AUDの弱気ムードは変わらずで、8月5日の安値0.8847を割り込むと、弱気ムードが加速する。

経済指標では、米個人消費支出のコアPCEデフレーターは重要で、前年比予想1.3%(前回1.2%)。シカゴ購買部協会景気指数、予想53.0(前回52.3)、ミシガン大学消費者信頼感指数、予想80.5(前回80.0)も注目されている。

0 件のコメント:

コメントを投稿