2013年8月30日金曜日

8月30日(金曜)アジア・欧州市場の動き(午後8時30分現在)

8月30日(金曜)アジア・欧州市場の動き(午後8時30分現在)

***ポイント***

⇒ 月末の特殊需要が相場を動かす可能性(EURGBPに注目)
⇒ 週末シリアリスクに積極的に動けず
⇒ 国連査察団の結果待ちの相場
⇒ 米仏が単独でシリア攻撃の可能性の否定しきれず
⇒ 新興国市場は安定

米仏によるシリア軍事行動があるかもわからず、国連のシリア査察団の調査ではどう転ぶかわからない。それも、土曜・日曜にことがこれば、月曜日の早朝で急変して、東京市場に帰ってくる可能性が高い。そんな状況で積極的に週末リスクをとる人も稀では。

動くとしたら、月末の特殊需要と米個人消費支出のコアPCE。シカゴ購買部協会指数やミシガン大学消費者信頼感指数も予定されているが、単発的に終わる可能制が高い。

ユーロ圏景況感指数は2年ぶりの高水準ながら、消費者物価指数は下落し、独小売売上高の前月比は弱く、ノボトニー・オーストラリア中銀はECBの緩和継続を示唆。日本のCPIも順調に上昇(公共料金・医療費・光熱費・エネルギーがこんなに上がれば、物価上昇を誘導しなくても上がるのでは?)

USDJPYは、98.50円を超えられず。仲値の輸出と外債利払いの円買いに仲値から続落傾向。日経平均株価もオープン直後が高値で、続落傾向が続き、円高を下支えし、欧州に入ると弱い欧州株に気がつけば97.90円割れへ。

EURUSDは、動けず。大枠1.3220~1.3250のレンジ。GBPUSDが住宅ローン承認件数が強くでたが、もっぱら動きはEURGBPで売り買いへと変化し、その結果でGBPUSDが動く相場へ。

日経平均株価は下落、13,388.86円(-70.85-0.53%)
香港ハンセンは小幅上昇、21,731.37(+26.59+0.12%)
上海総合指数はほぼ変わらず、2,098.38(+1.15+0.05%)
豪S&P/ASX200は上昇、5134.96(+42.55+0.84%)
EURO STOXX 50は下落、2742.04(-16.27-0.59%)午後8時現在

欧州発の材料は
◎ノボトニー・オーストリア中銀総裁=インフレ期待が抑制されている限り、ECBが利上げをすると予想すべきでない。フォワードガイダンスは金融政策を明確にしており、近い将来利上げが排除されるもの
◎ポルトガル憲法裁判所=公務員解雇を可能とする法律を認めず→ 緊縮財政に水を差され債券は下落
◎独7月の小売売上高は、前月比は予想を上回り、前年比は下回る=前月比-1.4%(予想0.6% 前回-0.8%)、前年比2.3%(予想1.7% 前回-2.4%←-2.8%)
◎ユーロ圏7月の失業率は、前回・予想と変わらず=12.1%(予想12.1% 前回12.1%)
◎ユーロ圏8月の消費者物価指数・速報値は、 前回・予想より低下=前年比1.3%(予想1.4% 前回1.6%)
◎ユーロ圏8月の景況感指数は、前回・予想を上回り2年ぶりの高水準=95.2(予想93.8 前回92.5)、 企業景況感=-7.9(予想 前回-10.6)、 消費者信頼感=-15.6(予想 前回-17.4%)、 サービス業景況感=-5.3(予想 前回-7.8)、 業況判断指=-0.21(予想 前回-0.52)

日本発の材料は
◎日本7月の全国消費者物価指数は、前回・予想を上回る=前年比0.7%(予想0.7% 前回0.4%)、除く生鮮前年比0.7%(予想0.6% 前回0.4%)
◎日本7月の失業率は、前回・予想より低下したが、有効求人倍率は悪化へ=3.8%(予想3.9% 前回3.9%)、有効求人倍率=0.94倍(予想0.93倍 前回0.92倍)

英国発の材料は
◎英7月の住宅ローン承認件数は、前回・予想を大幅に上回り、5年ぶりの高水準=6.624万件(予想5.88万件 前月5.8238万件)

シリア関連
◎オランド仏大統領=英国は議会の反対でシリアへの軍事介入を拒否したが、フランスはアサド政権を罰する意向
◎ホワイトハウス=アサド政権が核兵器使用したことは疑いない
◎国連安全保障理事会=常任理事国はシリア対応の再協議でも進展なし


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