シリアへの武力攻撃は、国連調査団が8月31日にシリアを出国する予定で、その報告待ちへ。米仏英は直ぐにでも武力攻撃ができるように準備しているようだが、後2日程度は状況は大幅に変わりようがない。
弱さが目立っていた、インドネシア・ルピアと、ブラジル・リアルは、共に中銀が利上げを決定、買い戻しに動いている。その結果、多くの新興国は株価が上昇し、通貨安も一服。
米国市場では、第2四半期GDP改定値が発表される。予想は前期比年率2.2%で速報値から上方修正されると思われている。また、新規失業保険申請件数もいつもながら、材料が乏しいときに動かされやすく、注目、予想は33.2万件。
USDJPYは、新興国通貨は堅調で、安全資産は弱く、資源国通貨で円買いの巻き戻しが始まった。ドル円は97.95~00円のポイントを超え、ストップの買いを誘発し98円台が定着。引き続き下値96.25円~上値98.83円が上下のポイントで、この水準を抜け出すまではレンジ相場で、現時点では98.15円がニュートラルな水準。
EURUSDは、新興国通貨の買い戻しに、EURAUDやEURGBPなどユーロクロスでの売りが強く、1.3310近辺ポイントを割り込み続落。1.3200~1.3400のレンジ下限を割り込むことができるか? 今後も欧米市場で下値を試す可能性があるが、1.3200を割り込んでも、次の1.3138の壁が控えており、急落も考えにくく、動きは穏やか。
AUDUSDは、アジアの株価は堅調で、新興国通貨も買い戻しが入り、0.8980近くまで値を戻したが、0.9000の大台を試せず、最近のAUDUSDは不思議で、買い期待感が高まっても、どうも続かず、結局は上値が重い。0.9050を終値でこえてくれば、弱気なセンチメントも変わるのだが? どうも、今ひとつ・・・・。
日経平均株価は上昇、13,459.71円(+121.25+0.91%)
香港ハンセンは上昇、21,704.78(+180.13+0.84%)
上海総合指数は小幅下落、2,097.23(-4.07-0.19%)
豪S&P/ASX200は小幅上昇、5092.41(+5.25+0.10%)
EURO STOXX 50は小幅上昇、2751.38(+8.77+0.32%)午後8時現在
欧州発の材料
◎レーン欧州委員会副委員長=EU、ECB、IMFのギリシャ債権者は、ギリシャ経済の持続可能性の確認作業を9月から強化
◎レーン欧州委員会副委員長(経済会議)=欧州経済はこの夏に転換期を迎えた兆候が多く見られたが、欧州の多くの国の失業率は非常に高く安心できない。少なくとも危機が終わったとの判断は速過ぎる
◎独8月の雇用統計は、 失業率は横ばいで、失業者数は増加=失業率6.8%(予想6.8% 前回6.8%)、失業者数増減=0.7万人(予想-0.5万人 前回-0.7万人)
英国発の材料
◎カーニーBOE総裁=早すぎる利上げは回復を阻害する
中国発の材料
◎周小川人民銀行総裁=西側諸国の景気は底入れした、新興国経済を注視
その他の材料
◎インドネシア中銀=ルピア安定のために政策金利(BIレート)を0.5%引き上げ7.0%に決定
◎ブラジル中銀=インフレ抑制と投資家への信頼感回復で、政策金利を0.5%引き上げ9.0%に決定、予想通り
シリア関係
◎国連事務総長=シリアへ送った化学兵器疑惑の調査団は31日午前にシリアを出国、28日にはオバマ米大統領と電話会談を実施
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