USDJPY+0.62%
EURUSD-0.39%
AUDUSD-0.47%
GBPUSD-0.13%
EURJPY+0.23%
GBPJPY+0.49%
AUDJPY+0.16%
WTI+0.41%
GOLD+0.13%
VIX-1.67%
英国10年債利回りは急上昇し2.6%→2.8%台へ。
ハーフ米国務省報道官は「米国は国連の承認がなくてもシリアに適切な行動をとる」と、強硬発言にシリアへの軍事行動が避けられないのではとの思惑が広まっている。金融市場はその可能性を織り込み、利食いを入れながらも、方向性は原油価格や安全資産の買いが続き、有事のドル買いは止まず。
アジア市場では、日経平均株価がいきなり、前日比で260円近くの安値で取引が開始され、アジア・欧州市場では、多くのアジア株は一時大幅安となった。トルコリラ、南アランド、タイバーツ、インドルピーなどの一部の新興国通貨は、弱いアジア・欧州株で値を下げたが、米株が小幅上昇し、シリア材料も小康状態で特に追加の懸念材料もなく、終値ではねを戻しているが、シリア問題が解決されるまでは、弱い流れは変わりそうにない。
ドタバタしたのは、英ポンドで、カーニーBOE総裁発言に、なぜか上下変動。そして、注目は岩田日銀副総裁発言で、「株価の上昇と円安が必要」と発言に気をもむ。
USDJPYは、96.80円直前まで値を下げたが、この水準では実需の買いが強く下げ止まり、岩田日銀副総裁が、金融政策が実体経済に波及するには「株価の上昇と円安が必要」と発言、円売りを誘く。欧米市場では、株価も安定し緩やかに上昇すると、円売りが強まり97.80円台へ。終盤では97.60~80円で動けず。
EURUSDは、どうしても、ドルに対しては分が悪い。1.3300の大台を維持しているうちは、1.33~1.34のレンジ相場なのだが、1.33を割り込むと、これもさらに分が悪い。狙うならEURAUDのロングなのだが、現状は利食いのパターンに入っており、調整後の買いを狙いたい、また、豪中銀副総裁は「AUD安」を狙っているような雰囲気。欧州市場は、ポンド安に連動し上値は重く、1.3350~60を割り込むと続落へ、EURGBPの買いにようやく下げ止まる。米国市場では、カーニーBOE総裁発言に、最初はGBP売り、つられて、EUR売り。次に、GBP買い、つられて、EUR買いへと動いたが、EURGBPは下落し、1.3350を超えられず、戻りも弱い。
※ダウ平均株価は小幅上昇、14,824.51(+48.38+0.33%)
※欧州株は小幅下落、EURO STOXX 50は、2,742.61(-6.66-0.24%)
※日経平均株価は下落、13,338.46(-203.91-1.51%)
※香港ハン21,524.65(-350.12-1.60%)センは下落、
※上海総合指数は小幅下落、2,101.30(-2.27-0.11%)
※豪S&P/ASX200は下落、5087.16 (-54.06-1.05%)
日本発の材料は、
◎岩田日銀副総裁=「2%の物価目標を達成」しても「賃金や設備投資」が増えなければ失敗。現行の異次元緩和政策は、2%目標へのコミットメント,国債などの買い入れによるマネタリベースの増加の2つの柱で、必達目標を掲げることで、デフレになじんだ人々の物価観を転換するのが核心。金融政策が実体経済に波及するには「株価の上昇と円安が必要」。 実体経済に効果が波及するまでの間は「財政政策による需要の下支えが重要」。安倍政権の第3の矢として進める成長戦略は「一時的に過剰な供給力」を作り出すが、「金融緩和で需要を創出」することで、潜在成長力を引き上げる。
豪州発の材料は、
◎エドワーズ豪中銀理事(米WSJ紙)=FRBの緩和政策の縮小は、USD高とAUD安の可能性が高く、我々にプラスとなる。 鉱業セクターが低迷している国内経済の影響を緩和するため、AUDは一段と下落する必要がある。
英国発の材料は、
◎カーニーBOE総裁=金融状況のひっ迫、弱い景気回復力では追加支援策を検討。 7%の資本基準満たす銀行には流動性ルール緩和へ。 失業率は公的部門の削減、フルタイム希望の就業者多いため、緩やかな低下にとどまる。 将来の金利上昇観測が実体へ波及し注視。 。 英中銀は労働と所得において実質成長が見られるまで金利変更をしないだろう。
その他の材料は、
◎ワルジョ・インドネシア中銀副総裁=29日の臨時理事会で金融政策手段の見直しを計画
◎インドルピーとトルコリラは一時最安値を更新、売り傾向は続く
◎インド中銀=ドル売り介入のもよう
シリア情勢に関しては、
◎国連事務総長=シリアの国連調査団は時間が必要
◎キャメロン英首相とオバマ米大統領=化学兵器がシリア内でしようされた、アサド政権に責任があることは疑いない
◎シリアへの空爆が8月29日から3日間予定で実施とのウワサが広まる
◎ジャファリ・シリア国連大使=シリア軍が反体制派により3回の毒ガス攻撃を受けたと、国連事務総長に調査を要請
◎国連事務総長=シリアの調査完了には4日必要
◎英国家安全保障会議=軍事行動を含めシリア対応に全会一致で合意
◎ミクダード・シリア副外相=テロリストは、米英仏の支援で化学兵器を作った張本人で、止める必要がある。 そのため欧州に対して化学兵器が近いうちに使うだろう
◎ハーフ米国務省報道官=米国は国連の承認がなくてもシリアに適切な行動をとる
◎米政府高官=シリア政府や軍の施設を標的とした数日間の空爆を含む複数の選択肢を検討
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