テーマ
※ 緊迫のシリア情勢→ 西側諸国の武力攻撃があるのか? 先のイラク攻撃と似ているので気になるが?先のイラクでの失敗を重ねないためにも、化学兵器使用の確たる証拠を探しだす事が必要。
※新興国(EM)のマーケット(特に、タイ・インド・インドネシア・トルコ・ブラジル・メキシコ)
※ 緊迫のエジプト情勢
※ イタリア政局の混迷
※ CEEMEAのマーケット
※ 米連邦債務引き上げ問題(10月半ばにデフォルトの恐れ)
※ 米国債の利回り上昇
※ 米第2四半期GDP(8月29日)、
※ G20サミット(9月5~6日)
※ 米8月の雇用統計(9月6日)、
※ 法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(9月12日)
※ 米8月の消費者物価(9月17日)、
※ ドイツ連邦議会選挙(9月予定)、
※ ギリシャ第3次支援の有無、
金融政策
※ 豪中銀理事会(9月3日)
※ BOE金融政策委員会(9月5日)
※ ECB理事会(9月5日)
※ NZ中銀理事会(9月12日)
※ 豪中銀理事会議事録(9月17日)
※ BOE・MPC議事録(9月18日)
※ FOMC(9月18日)
こうなったら、FRBのQE3が為替相場の主要因に変わりがないものの、米国主導による西側諸国のシリア攻撃があるのか? これが今の短期的なテーマとなっている。
これが、米国の単なる脅しで、「化学兵器の使用を供述し使用者が罪を認め、話は終了し、めでたしめでたし」となれば、幸いながら、いまのところその結論で終わる可能性より、何らかの行動後を見なければ、終わらないような雰囲気が漂っている。
米国は前回のイラク攻撃で、戦争の引き金となった「核兵器開発」の証拠を見つけることはできず、巷の非難を浴びた記憶もあり、今回は、是が非で「もシリアが化学兵器を持ち、使用した確たる証拠」を持ち、米国民や世間に公表しなければ、ならない。
米国は、この「確たる証拠がある」と言っている。アラブ連盟はシリア問題で緊急会議を開き、「アサド政権が化学兵器攻撃に関与」と声明を発表。いつもながら、素早い行動は、英国とフランスで、シリアへの攻撃を支持している。
今後のシリア問題を手前味噌で考えると、西側諸国はシリアへ全面戦争突入とは考えにくく、化学兵器製造工場など、拠点の限定的な制圧や、空爆からスタートし、これで解決できれば、もっけの幸い。
さて、為替市場への影響を考えると、現在、「通貨安+株安」が進み、通貨防衛を余議されている国は、今しばらく流れが変わることも難しそうであるが、すこしでも明るい兆しが見られれば、急変するリスクがある。これらの通貨ペアでポジションがあれば、主要国通貨の動きは参考にならず、ポジションを極端い減らす以外手はない。
主要国では、なんといっても、円が一番プラスサイドに動くことになるが、円が背負っているマイナス材料の問題が解消するわけでもなく、円高相場へ反転しっぱなしとも考えにくい。となると、「資源国通貨と円」では円高、「米ドル・スイスフランと円」ではニュートラル。ただし、資源国通貨と円では、既にある程度の短期的な投機的ポジションが作られているため、利食いの巻き戻しにも注意が必要。
USDJPYのチャートでは、Dailyチャートでは、下降トレンドの上限となる99円台を失敗し、21日指数移動平均線を割り込み、値を下げているが、上限は97.90円近辺で、97.90~98円台の前半では売りが厚くなること予想される。しかし、日中終値ベースで98円台を回復したら、元も水準へと逆戻り。下値のポイント、Weeklyチャートの上昇ラインとなる96.50円近辺で、21週移動平均線は97.51円で、これは現在の水準に近くニュートラルで、それほどポジションに偏りは見当たらない。
ドル・円・スイスフランに次ぐ、安全資産のユーロはと言えば、パターンは円と同じで、「資源国通貨とユーロ」ではユーロ買い、「ドル・円・スイスフランとユーロでは」逆で、不思議なことに売られ安く、EURGBPでは上昇傾向が止まらず。
EURUSDのチャートでは、Dailyチャートはクリアな上昇トレンドを示し、ほぼ21日指数移動平均線と並行している。ポイントは1.3321で、昨日もこの線近くで下げ止まっており、Dailyの終値ベースでこの水準をクリアに割り込むと、今までの流れに変化が生じる。Weeklyチャートでは、200週の単純移動平均線が1.3378にあり、重要なポイントは言えないが、心理的にこの水準を、Weeklyベースで超えると、EURの強気が増えてくるが、上昇を確認するには2週間続けてこの水準を超えることが要される。21週指数移動平均線は1.3181で、これも重要なポイントとはいいかねるが、下値の一つ目標となっており、現在1.3181に当たる。Weeklyでは方向感定まらずだが、フィーリングでは買いへと変化済み。
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