オセアニアでは、AUD+NZDが売られ、アジアではアジア新興国通貨と株が売られ、欧州では、株は買われたが、EUR+GBP+CHFが売られ、ドル高相場。米新規失業保険申請件数は予想・前回より弱く、反応はややドル売りへ。
今日から始まる、米ワイオミング州 ジャクソンホールで開催される経済シンポジュウム(22日~24日)で、この流れを変えることはできるのか?
前日の米FOMC議事録の結果を受けた、アジア・欧州市場は、FRBのQE3縮小の思惑が強く、リスクマネーが、リスク資産から安全資産へと移動。新興市場の景気減速懸念と、経常赤字国が狙い撃ちにで、アジアの新興国通貨売り止まらず。
中国HSBC製造業PMIは、前回・予想を上回り、4月以来ようやく50を超え、リスクマネーにとっては好材料ながら、AUDUSDは買いを継続できず、中国株も上昇を維持できず。
アジアの新興国の通貨売りは止まず。USDTRYは9891まで一時上昇し高値更新、USDTHBは32.10まで一時上昇し2010年8月の高値水準が続く、USDINRは65.55まで一時上昇し最安値を更新、USDMYRは3.3228まで一時上昇。
※欧州株は上昇、EURO STOXX50は2804.41(+29.83+1.08%)午後9時現在
※日経平均株価は下落、13365.17円(-59.16-0.44%)
※香港ハンセンは上昇、21895.40(+77.67+0.36%)、上海総合は小幅下落、2067.12(-5.84-0.28%)
※豪州株は下落、S&P/ASX200は、5075.75(-24.24-0.48%)
※ジャカルタ総合株価指数は下落、4171.41(-47.04-1.11%)
USDJPYは、前日のFOMC議事録の結果を受けたドル高と、さらに予想を上回るHSBC製造業PMIに一時株高へ動き、98円の売りを消化し、98.20円近辺で小休止。欧州市場では、ユーロ圏PMIも強く、アジア売り(リスク資産)=欧州買い(安全資産?)の流れに、欧州通貨クロスの円売りで98.80円まで上昇。
EURUSDは、アジア市場では1.3340中心で動けず。欧州市場では予想を上回る「強いユーロ圏とドイツPMI 対 弱いフランスPMI」に売り買いが交錯したが、欧州株は堅調で、一時1.3360台まで上昇したが続かず、逆に一時1.3300割れまで値を下げた。
AUDUSDは、予想外に堅調。アジア市場では、前日のFOMC議事録の結果を受けたドル高+株安にリスクオンの流れへ、一時0.8940われまで下落したが、予想を上回る中国HSBC製造業PMIに0.9020近くまで回復し、大枠0.8980~0.9020のレンジへ。
欧州発の材料は、
◎欧州の銀行は増配や復配などを引き上げる動きが広がる=金融危機からの脱却を投資家へアピールすることが狙い
◎ユーロ圏8月の総合PMI・速報値は、 前回・予想を上回る=51.7(予想50.9 前回50.5)、製造業PMI・速報値=51.3(予想50.8 前回50.3)、サービス業PMI・速報値=51.0(予想50.2 前回49.8)
◎ドイツ8月の総合PMI・速報値は、前回・予想を上回る=53.4(予想 前回52.8)、製造業PMI・速報値=52.0(予想51.1 前回50.7)、サービス業PMI・速報値=52.4(予想51.7 前回51.3)
◎フランス8月の総合PMI・速報値は 前回・予想を下回る=47.9(予想 前回49.1)、製造業PMI・速報値=49.7(予想50.3 前回49.7) 、サービス業PMI・速報値=47.7(予想49.2 前回48.6)
米国発の材料は、
◎米新規失業保険申請件数は、予想・前回を下回り=33.6 万件(予想32.2万件 前回32.3万件←32万件)
その他の材料は、
◎キティラット・タイ副首相兼財務相は、タイはリセッションに陥っておらず、さらなる刺激策は必要ない=中央銀行に対し外貨準備や既存の流動性を使って通貨を安定化する方法を見つけるように指示した
◎アジア新興国通貨は下落が続く=USDTRY9891まで一時上昇し高値更新、USDTHB32.10まで一時上昇し2010年8月の高値水準が続く、USDINR65.55まで一時上昇し最安値を更新、USDMYR3.3228まで一時上昇、
◎アジア新興国の株価は下落へ=フィリピン6136.73(-389.22-5.96%)、ジャカルタ総合株価指数は下落、4171.41(-47.04-1.11%)
0 件のコメント:
コメントを投稿