2013年8月22日木曜日

8月22日(木曜)為替相場を考える


8月22日(木曜)為替相場を考える

今後のポイントは、
※新興国(EM)のマーケット(特に、タイ・インド・インドネシア・トルコ・ブラジル・メキシコ)
※ CEEMEAのマーケット
※ 米国債の利回り上昇
※ ジャクソンホール経済シンポジュウム(8月22~24日)、 
※ 米第2四半期GDP(8月29日)、
※ G20サミット(9月5~6日) 
※ 米8月の雇用統計(9月6日)、
※ 米8月の消費者物価(9月17日)、
※ 法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(9月12日)
※ ドイツ連邦議会選挙(9月予定)、
※ ギリシャ第3次支援の有無、
※ 緊迫しているエジプト情勢、

金融政策
※ 豪中銀理事会(9月3日)
※ BOE金融政策委員会(9月5日)
※ ECB理事会(9月5日)
※ NZ中銀理事会(9月12日)
※ 豪中銀理事会議事録(9月17日)
※ BOE・MPC議事録(9月18日)
※ FOMC(9月18日)


米FRBのQE3縮小と解除の期待から始まったお思われている、「世界的な債券利回りの上昇=新興国通貨の売り圧力の高まり」は、迷惑でもありが投機筋にとっては合理的でもあり、注目を浴び、今後も要注意であることは変わらず。

さらに、この影響も多いに受け、USDJPY+EURUSD+GBPUSD等の主要通貨間の興味は弱まり、ボラティリティは低下気味。逆に、新興国通貨ではないが、AUDUSD+NZDUSDのボラティリティは上昇気味で、売り反応に、買い材料を無視し、テクニカルポイントをあっさりとブレークさせている。(下記グラフを参照、終値ベースの変動率グラフ)



また、9月FOMCでQE3縮小への思惑は消えず、米債利回りは上昇を続け、米国と豪州の金利差縮小に、AUDUSDは予想外に上値が重く、新興国が不安定な状態が続く内は、積極的に買い上げられる可能性も弱まっている。(下記グラフを参照、米国と豪州10年債利回りとAUDUSDの値動きのブラフ)



USDJPYは、5月以降、米QE3解除の有無が注目されてからは、市場参加者が円ショートポジションで損失したことも一因ではあるが、円安相場への関心は極端に弱まり、現状は「EMと金利」に焦点が当てられ、円相場の注目度合いは極端に低下気味。

EURUSDは、「1.34台トライ、上抜けて上昇」を期待していたが失敗。ドイツ連邦議会選挙は注目されるが、話題の中心は「EMと金利」で、主役の座から程遠く1.3150~1.3400のレンジか? ユートラル水準の分だけ、今日発表される、ユーロ圏PMIの速報値に敏感に反応しやすくなっている。

AUDUSDは、7日間費やした0.92のトライを失敗、中銀議事録のAUDUSD相場を注視。0.90~0.92のレンジかと思いきや、EM市場の急変に、あっさり0.9の大台を割り込む。8月5日の安値0.8847を割り込むと、まずいのでは?

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