2013年8月21日水曜日

8月21日(水曜)為替相場を考える

8月21日(水曜)為替相場を考える

今後のポイントは昨日と変わらず。
FOMC議事録(8月21日)、
ジャクソンホール経済シンポジュウム(8月22~24日)、 
米第2四半期GDP(8月29日)、 
米8月の雇用統計(9月6日)、 
米8月の消費者物価(9月17日)、
法裁判所判断の欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定の合憲性判断を発表(9月12日)
FOMC(9月18日)、
ドイツ連邦議会選挙(9月予定)、
ギリシャ第3次支援の有無、
緊迫しているエジプト情勢、

経常赤字国は海外からの資金依存により赤字を補い、マネー収縮による影響を最も受けやすくなっている。

アジア新興国から始まった経常赤字国が狙い撃ち相場は、インドネシア、インド、タイなど一部のアジア新興国で株安・通貨安が進み、昨日はこの動きも弱まり、米株も比較的堅調で、米金利も低下。しかし、CEEMEAの動意も弱く、とりあえずは無事に終わっている。

このような状態で、米国は9月のFOMCで「QE3の規模縮小」を決めることはできるのであろうか? 「よっぽど景気拡大が強く、インフレ懸念が強く、予想外に雇用が改善しなければ、無理に9月にそれを実行することもあるまい」と思われる。

EURUSDは、1.32~1.34のレンジ上限を超えたことで、強くムードが続く可能性が高くなり、特に、クロスでEUR買いが先行した流れを考えれば、暫くは、EURAUD、EURNZD、EURCAD等の買いが興味深い。

USDJPYは、相変わらず97円割れを底値にした値動き続いているが、上値は徐々に切り下がり、98円台が売り場へと変わっている。安全資産としての買い戻しや、円ショートポジションを考えれば、96.00~98.00円のレンジ入りとなる可能性も考えたい。

AUDUSDは、昨日の豪中銀理事会の議事録から、AUDUSD相場が重要で、「一段の利下げの可能性を否定したり、利下げが差し迫っているとの意思を示すべきでないとの点で意見が一致」とあり、フォワードガイダンスではないが、「当面は現状を維持し、今後の豪経済指標を見ながら、豪ドル相場をみながら、決定する」と言っているように思われてならない。

となると、テクニカルをも考えると方向性というよりも、0.9000~0.9200のレンジ内の流れが続く可能性があり、豪ドル高へ動くと利下げをする可能性が残り、極端にAUDUSDが上昇する可能性も、なかなか考えにくい。

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