2013年7月19日金曜日

USDJPYの4時間チャートでは、99.70→下落基調へ、100.85→上昇基調へ

バーナンキFRB議長の議会証言が終わり、すっかり覇気をなくした為替市場は、明日の参院選の結果によっては、来週月曜日の早朝から円相場中心とした、新たな動きも避けられない。方向性はと言えば、自公で何議席確保できるかが、カギを握っている。

新聞報道からは70議席に迫ると思われ、この辺が節目と見られる。さて、仮に70議席前後と圧勝した場合には、USDJPYの4時間チャートから、USDJPYの買い(円売り)で、101.408、102.322、103.235がターゲットになる。

仮に予想外に議席数が少なく、失望の色が濃くなると、4時間チャートからは、USDJPYの売り(円買い)で、99.325、98.961、98.37、97.786がターゲットになる。

これらの結果如何にかかわらず、99.70割れ→下落基調へ、100.85超え→上昇基調へと、変化しやすくなっている。

長期的には、衆参両院で与党が圧勝しても、今後の消費税増税や、法人税減税など、安定的な景気対策を講じることができるかが、大きなポイントになっている。海外勢は、選挙後のアベノミクスの達成度や、財政赤字が削減できるかなどが、重要。

もちろん、全てにリスクがあるように、円高方向へのリスクもある。年後半に中国や新興国の金融市場が不安定になることで、FRBが遅かれ早かれ、資産買い入れの縮小に動きだす可能性も遠のき、安全資産の円買いが強まる。

しかし、これらの理由で、仮に一時的に大幅な円高方向へと振れることがあっても、円安基調の変化は変わらず、105円(または、108円)までの上昇を考えたい。(7月19日 午後9時)





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