G20も終わり、日本の参議院選挙も終わった。USDJPYのメインシナリオは103円!
G20の内容は話題にも上らず、参議院選挙は、投票率の低さにやや白けながらも、世間の世同通りに自公の圧勝に終わった。
自民党・公明党で過半数を確保したことで、ねじれ国会解消し、アベノミクスが新任されたと判断されている。これで、安定政権の誕生期待が強まり、政権基盤を固めて、長期成長戦略を進めることができるが、注目の消費税は秋口に判断するとおこと。
信じられないほどの政府債務や社会保障費用の増大、原発事故後の処理費用と、コストの高い代変エネルギー問題、中国や韓国との領土問題を含めた対立など、安倍政権には課題が多く横たわっている。これで、安倍政権は直面する多くの難問に対処する上で、強化されることを信じたい。
ところで、参議院選挙の結果を受けた、東京市場は、予想外に白けたムードが漂っている。日経平均株価も、開始直後は前日終値より180円近く高く始まったが、徐々に値を下げ、ついに前日比でマイナス圏まで続落。
ドル円相場も、朝方は100.60台まで上昇したが、先週末引け間際の高値100.64を超えられず、株価が弱含むと、あっさり円ショート・ギブアップ組の円買い戻しに、一時99.60円近くまで下落。
もっとも、彼らは5月前後に円安に便乗して、円ショートを大幅に積み増したが、一時95割れの円高へ動いたことで、大損をした経験が重く身にしみている。円相場への信頼性が薄らいでおり、いままで以上にフットワークが軽いことは、やむを得ない。
結果、短期的な円買い戻しがあっても、それほど深くなることは考えにくく、逆にコストの良い円ショートをとることができる、チャンスと考えたい。
テクニカル的にも、上値が切り下がり、下値が切り上がる、三角持ち合いから脱し、今週中に97円への下落か、103円への上昇か、いずれかに動くことを期待している。
メインシナリオは103円!
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