今週(7月22日~)、特に注意が必要な経済指標・イベント。
7月22日(月曜)
前日の参議院選挙の開票結果と、安倍首相の会見が、目先の最重要イベント。全てが開票結果と、円ショートのポジションの巻き戻しに動くのか、ストレートに円売りを積み増すのか? 相変わらず投票率は低いようで、仮に、与党70議席前後を獲得すると、円売りが継続すると思われる。また、米企業の決算が今週に集中し、米株の変動要因となり、その影響に円相場も振られる可能性もある。
7月23日(火曜)
米企業の決算が集中するが、特に重要なイベント、経済指標もない。
(米企業決算=ユナイテッド・テクノロジーズ、エレクトロニック・アーツ、ウェンディーズ・カンパニー、テキサス・インスツルメンツ、アップル、AT&T、デュポン、ロッキード・マーチン、トラベラーズ、ブロードコム、バレロ・エナジー、フリーポート・マクモラン、UPS)
7月24日(水曜)
午前8時50分 日本の通関ベース貿易収支は、予想-1606億円、前回-9964億円→ 円安や海外経済の持ち直しで輸出の増加が見込まれるが、燃料輸入の増加傾向が続き、貿易収支は赤字予想となるが、前回より大幅に赤字額が減少する見通しに、仮にプラス圏にでもなれば、円相場への影響は大きく、予想外のプラスでは円買いになりやすい。
午前10時30分 豪第2四半期 消費者物価=前期比予想0.5% 前回0.4%、前年比予想2.5%。7月16日に公表された、7月2日の豪中銀理事会の議事録では、「インフレ見通しがさらなる緩和の余地を与える可能性があると判断」とあり、仮に、今回の数字が予想より低いようであれば、AUD売りが強まる可能性が高い。
午前10時45分、中国HSBC製造業PMI・速報値=前回48.2、中国政府が景気の伸びを抑制に動いていることもあり、あまり良い数字を期待することはできない。
午後3時58分から4時58分 製造業・サービス業PMIの速報値。特に、フランス、ドイツ、ユーロ圏の数字が重要となり、前回より上昇することが必要条件。フランス製造業PMI・速報値=予想48.8 前回48.4、サービス業PMI・速報値=予想47.7 前回47.2。ドイツ製造業PMI・速報値=予想49.2 前回48.6、サービス業PMI・速報値=予想50.7 前回50.4。ユーロ圏製造業PMI・速報値=予想49.1 前回48.8、サービス業PMI・速報値=予想48.7 前回48.3。
(米企業決算=ペプシコ、ボーイング、フォード、キャタピラー、ムーディーズ)
7月25日(木曜)
午前6時 NZ中銀 政策金利発表で、2.5%の据え置きを予想。イングリッシュNZ財務相は先に「中銀が利上げを開始すると、NZD相場が上昇する可能性がある」と警告。中銀は住宅価格の上昇に悩んでいるが、16日の消費者物価指数の前年同期比が0.7%と13年ぶりの低水準となったこともあり、今回は声明で波乱がないことを期待したい。
午後5時30分 英第2四半期GDP・速報値は、前期比予想0.6% 前回0.3%、前年比予想1.4% 前回0.3%と、前期からの上昇が期待され、GBP買いへ動く可能性もある。
午後9時30分 週間新規失業保険申請件数=予想34.0万件 前回33.4万件で、過去4週間平均34600人にほぼ近い。
(米企業決算=アマゾン、クアルコム、3M、スターバックス、ダウ・ケミカル、ニューモント・マイニング、ゼロックス、D.R.ホートン、GM)
7月26日(金曜)
午前8時30分 日本の全国消費者物価指数=前年比予想0.1% 前回-0.3%、除く生鮮前年比予想0.3% 前回0.0%→ 2012年4月以来、14カ月ぶりにプラスとなることが予想されている。
午後10時55分 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=予想84.0 前回83.9。
(米企業決算=ギリアド・サイエンシズ、ベリサイン)
0 件のコメント:
コメントを投稿