2013年7月19日金曜日

バーナンキFRB議長の下院金融委員会続き、上院銀行委員会の半期に一度の議会証言が終わった。前日の証言をほぼ世襲したが、金価格の下落の理由の問いに答えて「誰も金価格についてあまり良く理解しておらず、私自身も理解しているように振る舞うつもりはない」。正直ですね!



予想通り、前日の証言内容とほぼ同じで、「資産買い入れの縮小を検討しているが、高度に緩和的な政策は変更していない」、「指標を検討し、今年これから上向いていくか確認したい」とのこと。

ただ、面白い内容もあった。金価格の下落の理由についての質問に答えて、「誰も金価格についてあまり良く理解しておらず、私自身も理解しているように振る舞うつもりはない」と発言。なんと興味深い発言ではないでしょうか?

USDJPYは、7月11日から終値では100円台を見ることはできなかったが、堅調な日本株や欧米株の上昇に加え、参院選を直近に控え、やや投機的な円売りが強まり、円クロスを含めようやく動き始め、100円台乗せで終了。これでようやく7月8日の高値101.25が見えてきた。

EURUSDは、相変わらず、7月10日から1.30~1.32のコアレンジが続き、方向性が定まらない。先にギリシャ議会が緊縮法案をなんとか可決、ECBが資金供給オペの適格担保基準を緩和したことで、スペイン、イタリアの国債利回りが低下するなど、プラス材料もあったが、方向性が定まらず、強さは感じられない。8月1日のECB理事会・ドラギECB総裁の記者会見で、金融政策を確認したい。

AUDUSDは、相変わらず、0.90~0.93のレンジを継続し、昨日は0.9140~0.9250のレンジで、0.93を試す力もなし。S&PがオーストラリアのトリプルA格付けを確認し、ボーエン豪財務相が「豪経済は鉱業投資ブームがピークを迎えても、輸出の増加と他の産業が上向くことで成長が支えられ、回復力を維持する見通し」と、明るい発言をしても、AUD買いのフォローはなし。

注目の米経済指標は強い
米週間新規失業保険申請件数が、前回から予想以上に減少=33.4(予想 前回35.8←36.0万件)
米フィラデルフィア連銀景況指数が、予想・前回を大幅に上回り、20113月以来の高水準19.8(予想6.8 前回12.5)、新規受注10.2(前回16.6)、支払価格21.5(前回22.5)、従業員数7.7(前回-5.4

ムーディーズは、米国の格付け見通しを「ステーブル」に変更 ◎米債務のGDP比率は2018年まで予想以上に低下へ


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