2013年7月11日木曜日

FOFOMC議事録やバーナンキFRB議長の発言で、債券買い入れの縮小期待は、過熱感が冷やされドル売りへ。MC議事録やバーナンキFRB議長の発言で、やや過熱感は冷やされたが、

FOMC議事録やバーナンキFRB議長の発言で、債券買い入れの縮小期待は、過熱感が冷やされドル売りへ。

FOMC議事録(6月19日)で「多くのメンバーが縮小に着手する前に、雇用の改善で一段の確信が必要」との認識が示され、9月のFOMCで資産買入規模の縮小を織り込みながらも、議事録からその可能性も確たるものではないとの思惑でドル売り(DXY-0.577-0.68%)の流れが強まる。

さらに、NY市場の引け間際の午前6時前に、バーナンキFRB議長が質疑応答で「インフレや雇用は緩和的な政策が必要」と発言し、主要国ではドル売りが強まる。EURUSD+1.52%、GBPUSD+1.05%、USDJPY-1.44%。しかし、コモンウェルズ通貨では、昨日までの流れが変わり弱かったり買いは鈍い、AUDUSD-0.04%、NZDUSD-0.14%、USDCAD-0.58%。

しかし、バーナンキFRB議長の発言は織り込んでいないとはいうものの、米株の上昇力は鈍く(ダウ-8.68-0.06%)、10年債利回りは上昇(2.68%+0.04+1.59%)、大きな変化になっていない。

さらに、7月5日の米非農業部門雇用者数の予想外の改善(6月19.5万人、5月・4月も7万人超上方修正し、過去3カ月平均で19.6万人の増加ペース)と、失業率7.6%(予想7.5%、しかし、3月7.574%、4月7.510%、5月7.555%、6月7.557%)はほぼ横ばい。労働力人口が前月比17.7万人増加し、就業者も16.0万人増加し、労働参加率は63.4%から63.5%と今年2月以来の高水準へ上昇していた。

7月5日の米雇用統計は、6月19日のFOMCでまだ織り込まれておらず、9月のFOMCで資産買い入れの縮小に着手する可能性は払しょくされていない。

結果、6月19日以降に積み上がったドルロングポジションの短期的な巻き戻しにとどまることが予想でき、引き続きドル高の流れは変わらず。

6月19日(FOMC)、7月5日(雇用統計)、7月11日の終値を比較してみると、ドル高傾向は変わらず。
USDJPY  96.430 101.114 99.679
EURUSD  1.3293 1.2832 1.2974
GBPUSD  1.5482 1.4882 1.5012
AUDUSD  0.9292 0.9061 0.9170

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