2013年7月15日月曜日

海の日の為替市場は、早くもバーナンキFRB議長の議会証言を意識しいた値動きへ。

海の日で祭日の東京市場は、注目の、中国第2四半期GDPが予想通り7.5%の結果に、やや安心感が広まり、中国株は堅調に推移し、AUD買いの流れが一時強まった。

中国の2期連続の成長鈍化にも、7月10日の中国貿易収支の輸出入の鈍化や、楼継偉中国財政相の「2013年のGDPが7.0%になる可能性がある」との発言に、より悪い数字の可能性も捨てきれなかったからである。

ただ、周小川中国人民銀行総裁が「中国の経済成長率は比較的大きな下押し圧力に直面している」との発言もあり、積極的にリスクを取る動きは見られなかった。

欧州に入っても、欧州株も比較的堅調に推移していたが、英国のライトムーブ住宅価格が前月比0.3%(前回1.2%)、前年比4.8%(前回2.7%)→ 前回より大幅に落ち込み、GBP売りが強まる。

GBPUSDの売りが、原因の一つなのか、それとも、週末の「浜田内閣官房参与が、2015年度までに消費税率5%→10%まで引き上げる計画は、日本経済へのショックはかなり大きい」との発言を意識したのか、不確実かながら、欧州勢の参入と共に、円売りの流れが強まり、EURUSDは1.3000の大台割れまで続落した。

米国市場に入り、NY連銀製造業業況指数が9.46(予想5.0 前回7.84)、従業員数3.26(予想 前回0.00)と強い結果にも、米小売売上高が弱く(前月比0.4%(予想0.8% 前回0.5←0.6%)、除く自動車前月比0.0%(予想0.4% 前回0.3%)、流れは急変、ドル売りへと変化した。

ただ、全体的には、ブルーマンデーでもあるが、バーナンキFRB議長の半期に一度の議会証言(17日~18日)半期に一度の議会証言を控え、6月19日(債券買い入れ縮小近い)と7月10日(金融緩和を継続)との両方を使い分けた、バーナンキマジックに市場が翻弄された経緯もあり、「議会証言の結果をみるまでは、派手に動けない」と言うことが実情ではないだろうか?

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