2013年7月3日水曜日
円相場の変動は驚きで翻弄されているが、緩やかな円安に変わりなく、暫くは98円~100円のレンジへ。
欧州市場は、予想を上回る円安の調整に、投機的なポジションの巻き戻しに翻弄されている。
直接的なきっかけは、不明ながら(買い過ぎの反動以外は、なかったと思う)、日本時間では日経平均株価が小幅安で、円安=株高の連動性が崩れ、米国の金利低下=日米金利差縮小、明日7月4日の米独立記念日の休日前に、いそいで、ポジションをスクエアーにする動きが加速したと思われる。
その過程では、USDJPYが100.40円を割り込み、100.00円を割り込み、ストップロスが加速、99.60~80円の買いを消化しながら、再び続落へと動いている。
ドル円の上昇過程で、103.73→93.79の、61.8%=99.94を超えたことで、円安継続と思っていたが、まさに驚きで、最近の円相場の価格変動リスクの高いことに閉口している。
とはいえ、緩やかな円安傾向が変わるわけではなく、この数日間でどこまで下げることができるのであろうか? 今回、100円台に乗せ、101円を目の前にして大幅に急落したことで、直ぐに円安への復活は難しくはなっている。
それでも、21日指数移動平均線98.50以下は、買いで、大きくは98.00円~100.00円のレンジ、揉み合いながら、気がつけば、またしても、100円台を予想している。
明日米国市場は休場のため、今日(水曜)に、米ADP全国雇用者数と、米新規失業保険申請件数の発表があり、重要。
欧州では、ポルトガルは複数の閣僚が辞任し、さらに複数が辞任を準備しているとの観測が流れるなど、政局の混乱が懸念され、EUR売りの流れが続く。
ユーロ圏の総合とサービス業PMI・改定値は、前回を上回ったが、予想より弱い。サービス業PMI・改定値=48.3(予想 速報48.6 前回47.2)、総合PMI・改定値=48.7(予想 速報48.9 前回47.7)。ドイツが弱く、フランスが強かった。
ユーロ圏の小売売上高は、前回・予想を上回る=前月比1.0%(予想0.1% 前回-0.2←-0.5%)、前年比-0.1%(予想-1.8% 前回-1.0←-1.1%)。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿