2013年7月17日水曜日

周りを見渡しても、バーナンキ議長の議会証言待ち一色の中で、タカ派・ハト派共に明確な発言がないことが予想される。しかし、予想外の発言はもちろん、微妙な発言の言い回しや、言葉のあやに相場が大きく動く可能性も否定できず、基本路線は、午後9時半の原稿公表まで様子見を継続。


その中で、大きく動いたのはGBPUSDで、1.5080台を維持し、BOEのMPC議事録で1.5120→1.5240まで一時急伸。

◎英雇用統計で失業率は低下し、失業者数も3年ぶりの大幅な減少で、8カ月連続の減少し、GBP買いの流れが強まり、英国株は下落→ ◎失業率=4.4%(予想4.5% 前回4.5%)、ILO7.8%(予想7.8% 前回7.8%)、失業保険申請件数=-2.12万人(予想-0.8万件 前回-1.62万人←-0.86万人)

◎イングランド金融政策委員会議事録(カーニー新総裁の初めての委員会)では、政策金利の据え置きを9対0で決定、資産買入枠の据え置きを予想外に9対0で決定された。緩和支持派が、金利ガイダンスの決定まで主張を控えたことで、資産買入枠の据え置きが全員一致で決定され、GBP買いが強まり、英国株な軟調に推移。

AUDUSDは軟調に推移し、中国株も弱い。
AUDUSDは、豪統計局が「過去数年の住宅建設や住宅着工件数を大幅に上昇修正」、この結果、経済成長率が0.5%上方修正される可能性があり、AUD買いが期待されたが、結果は、0.92割れまでは軟調に推移。中国株は、楼継偉財政相が「中国は年内に大規模な財政による刺激策を考えていない」と、米国側に言明したことで、中国は景気鈍化を要因するとの判断に、AUDは弱く上海総合は-20.80-1.01%下落。

USDJPYは主体性の乏しい展開から、日経平均株価は一時-160円近くまで下落から終値では+15.92+0.11%と値を戻し、USDJPYは100円を試す動きが見られたが続かず。

EURUSDは大枠1.3120~60の狭いレンジで動けず。南ドイツ新聞は「ギリシャは最大100億ユーロの資金不足に直面、9月のドイツ議会選挙までは資金ギャップを埋める方法はまとまらない」と報道があったが、動けず。EURGBPの下落だけが目立った。

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