多くの人が既に何度も説明していると思われ、耳にタコができていると思われ恐縮ながら、それだけ市場参加者が注目していることは間違いない。
バーナンキFRB議長の下院金融委員会での議会証言は、今日の日本時間で午後11時から開催され、午後9時半に原稿を公表するので、この時間は特に、特に注意が必要。
そして、明日18日には上院銀行委員会で証言するが、通常ならば今日と同じで、関心度は激減する。
最近では、6月19日のFOMC後の記者会見で、バーナンキFRB議長はQE3の縮小を示唆、株・債券、為替市場で動揺が広がり、FOMCのメンバーから抑制発言が相次いだ。
次に、7月10日のバーナンキFRB議長の講演では「予見できる将来においてかなりの緩和策が必要」、「失業率が6.5%に改善しても自動的に利上しない」と発言したことで、 早期の緩和縮小懸念が後退したことは記憶に新しい。
そして今。その後の米経済指標は債券市場の動きから察するに、今日の議会証言でバーナンキFRB議長は、QE3の積極的、消極的は発言はどちらも考えられない。多分(多分としか言いようがない)、ハト派でもない、タカ派でもない、発言しかできないのでは?
ただ、現時点で間違いのないところでは、米国は遅かれ早かれ、QE3の縮小と停止に動く可能性は高い。逆に、ECBやBOEは、当面金融緩和策を継続せざるを得ず、BOJは論外で、異次元の金融緩和(主要国は全て、過去の歴史にないような政策を実施しているので、実際のところ全て異次元では?)が現在のところ功を奏し、アベノミクスが今のところ成功しているが、海外の当局者の発言からは、「いつこけるか」心配でならない発言が多い。
今日は、イングランド銀行の金融政策委員会の議事録が公表される。資産買入枠の据え置きが6対3ならば、織り込み済みで変わらず、5対4ならGBPUSDの売りへ、7対2ならGBPUSDの買いへ動き安く、カーニー新総裁の下での初めての委員会の議事録で、その結果が非常に注目される。
今日は、カナダ中銀の金融政策が発表がある。政策金利は1.0%の据え置きで、間づ間違いないと思われるが、ポロッツ新総裁のもとで初の会合となる。注目は声明の利上げバイアスの文言が残るかどうかで、削除されるとの見方も強まっており、その場合にはUSDCADの買いが強まる。
結果、USDJPYは108円近くまでの上昇する、ドル高の流れが大きく変化するには至っていないが、逆に達成後には、再び円高へ動く可能性も高い。
EURUSDは、1.30台トライが失敗、1.31台まで値を戻しているが、結局は1.30~1.32のレンジが続き、次のステップは、引き続き下値リスクが高いと判断している。
GBPUSDは、んんん、どうしても、GBP買いには見えないが!
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