2013年7月13日土曜日

7月12日(金曜)は、大きな変動もなく終了した。あいかわらず、FRBの資産買い入れの縮小と終了の時期をめぐる発言に相場が動き、フィッチがフランス格付けを引き下げし、EUR売りへと傾いた。

7月12日(金曜)は、大きな変動もなく終了した。あいかわらず、FRBの資産買い入れの縮小と終了の時期をめぐる発言に相場が動き、フィッチがフランス格付けを引き下げし、EUR売りへと傾いた。

為替市場は、AUDUSD=-1.46%、NZDUSD=-0.97%と下落、USDJPY=+0.28%、EURUSD=-0.21%、GBPUSD=-0.49%、USDCAD=+0.30%と、対円を除き、ドルは小幅上昇し、上昇していたAUD+NZDの下落が目立った。

米株は、ダウ平均、S&P500派、企業業績が予想を上回り、堅調に推移し、7営業日続伸で史上最高値を更新中。欧州は、スペイン・イタリアの株価は弱く、EURO STOXX50は小幅下落、中国株も、楼継偉中国財政相が「2013年のGDPが7.0%になる可能性がある」と発言、大きく値を下げた。

今日も、ブラード・セントルイス連銀総裁が「インフレ率が金融当局の目標である2%に向かって上昇しない限り債券購入を縮小するべきではない」と発言、ややドル買+株高へと動いた。

ロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が「9月には債券買い入れの縮小を始め、年末までに終了すべき」との発言に、その流れも止まる。

また、ウイリアムズSF連銀総裁が「2014年半ばまでに債券買い入れを終了する可能性があるとするバーナンキ議長の見通しを完全に支持」を表明し、FRB内で意見が分かれることは健全と付け加えている。発言で相場が急に動く始めることは、あまり好ましいとは言えない。

フィッチは、フランスの格付けを「AAA」→「AA+」へ引き下げ、見通しは「安定的」と発表。ユーロ圏危機を背景に景気の先行きが不透明なほか、構造改革の実施が必要という。もっとも、ムーディーズとS&Pは既に引き下げおり、追従型で、EURUSDは安値1.2999まで下落したが、結局のところ1.30の大台を維持。

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