2013年6月9日日曜日

FRBの債券買い入れペースの削減開始時期は?

FRBの債券買い入れペースの削減開始時期は?

先週金曜日に発表された米雇用統計を受け、結果的に、米株+日経先物が上昇し、為替相場がドル買い+円売りへと大きく変動したが、カナダの雇用統計の改善にカナダドル買いが目立ち、中国が端午節の長期休暇に入る前に、AUD+NZDドルが続落する結果となった。

FRBの債券買い入れペースの削減が始まる時期が、大幅に変更する可能性も少ない。この動きに変化がない限り、ドル高の流れが変わる可能性も低く、ドルロングのポジション調整による一時的な変動に限定されると思う。

米雇用統計では、失業率が7.5%→7.6%に上昇したが、失業者が10.1万人増えのは人員解雇の増加ではなく、仕事を辞めた人数と職探しを再開した人数が増えたことが理由と判断している。

WSJ紙の記事では、FRB高官発言として「6月18日・19日のFOMCで米経済が期待を裏切らない限り、年内に債券買い入れ策の縮小に着手する意向を示唆する可能性が高い」と言う。

問題その開始時期で、引き続き9月、10月、12月と、意見は異なるが、現在の月額850億ドルから650億ドルへ削減するとの予想は変わりない。

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