2013年6月25日火曜日

世界的に株価は下落、中国・東南アジア市場の金融不安がきになる

世界的に株価は下落。「中国の銀行の流動性ひっ迫懸念」+「FRBの資産買い入れの規模縮小の可能性の高まり」との報道が多いが? 中国・東南アジア市場の金融不安がきになる。

ドル指数(DXY)は4日連続で上昇しドル高傾向が続くが、変動幅は狭い。JPY+AUD+NZD+GBPは極僅かながら上昇、CADは0.44%のカナダドル安で、7営業日連続でカナダは弱い。

先にFRBは、資産買入枠を米景気が予想通り改善すれば年内に縮小することを示唆。金融市場のドル高+債券利回り上昇+株安に対して、何らかブレーキをかける発言を期待したが、コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁は持論を再現、フィッシャー・ダラス連銀総裁は強弱混在でどちらとも取れず、ダドリー・NY連銀総裁は沈黙、懸念発言は極めて少ない。

金融市場が不安定である以上、ドルへの傾斜はやむを得ず、円独歩安への動きも弱く、半期末要因で、EUR売り+GBP買いの流れが続き、7営業日下落を続けるCAD安は、金価格の続落に歩調を合わせた動きだが、それ以外ではよく理解できず。

USDJPYは、都議会選で自民党・公明党が大勝し、参議院選挙で圧勝する勢いが期待されながらも、終わって見れば先週5日連続のUSDJPYの上昇もやや陰りを落とし、安全資産としての円買い+円安期待継続に、レンジ相場入りの可能性が高くなっている。

EURUSDは、半期末要因が強く、米系企業によるリパトリのEUR売りが上値を重くし、この要因が消えるまでは戻りも限定的でEURGBPの売り圧力が続く可能性が高い。

AUDUSDは、5日連続の下落から、2日連続で小幅上昇し、原油価格も堅調で、EURAUDの下げに連動した動きとなり、0.91台でなんとか下げ止まっている。 AUDUSD=EURAUDと考えてもよく、週明け後の来週の動きがきになる。





株安の流れが続く。 






主要国の10年債利回りは、日本を除き上昇が続く(日本10年債利回りのスケールは右側)。


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