2013年6月19日水曜日
本命のFOMC待ちながら、欧州経済の改善、株価主導の円安継続
6月18日(火曜)の海外市場は、ドル高+ユーロ高+円安+ポンド安。米株は上昇。
欧州経済の見通しが改善、FRBの債券買い入れ規模の縮小の時期で、不透明感が強い。
バーナンキFRB議長の任期も来年1月末で終了。オバマ米大統領は「議長は本人が望むよりも長く在任している」と発言したことで、続投の可能性は消え、遅かれ早かれ来年1月ごろに、政策の変更が始まると思われている。
市場の注目はもちろん、今日のFOMCで、債券買い入れの縮小時期を示唆することを期待しながらも、拡大・縮小の両方向の可能性があることが、再び示される可能性も否定できない。 そうなれば、次回のFOMCまで結果待ちで、ストレスが溜まりながらも、基本的には「量的緩和縮小=ドル高」の流れに沿って動く可能性が高い。
また、ユーロ圏経済の底打ち感が強く、欧州ファンドマネジャーは欧州経済に楽観的で、EUR買いが引き続き継続する可能性も強くなっている。先に、EURUSDが1.35~1.36台に上昇した際に、ドラギECB総裁が、市場にEUR高値警戒感を示した記憶があり、今回もその水準近くまでの上昇し、ドラギ総裁の反応を確かめたい。
ドル円は、大幅な下落+株価の大幅下落の影響も一朝一夕に消えることはないと思われるが、円安傾向は続き、時間をかけながら再び100円の大台を試すと見ている。そして、最終的には105円までの流れにも変更なはい。
昨日の動きでは、
豪ドルは、金融政策委員会議事録(6月4日分)で、豪ドルの下落余地を示唆+金融緩和の余地が指摘され、売りの流れは変わらず。英ポンドは欧州機関投資家のEURGBPの激しい買いに、弱含みで推移。ドル円は一度撤退していた海外勢の買いに支えられ、株高に支えられ、95円台での取引が続いている。
USDJPYは、海外勢の買いが続き、米株高に94円台を底固めし上昇、前日比0.87%の円安。引き続き94.00~96.00円のレンジで推移し、クロスでもEURJPY(+1.05%)+CHFJPY(+1.12%)で円安が目立ったが、GBPJPY(+0.36%)+AUDJPY(+0.27%)で小幅な上昇にとどまる。
EURUSDは、ドラギECB総裁が「何も決定していないがマイナスの預金金利を含め複数の政策に注目している」と発言、EUR売りにも実需、ユーロクロスの買いに、1.33台を底固めし一時1.34台まで上昇し、抜けきれず1.3340割れまで下落。イタリア内閣が財政再建で協議との報道に、1.3410台まで上昇、前日比+0.2%ユーロ高へ。ドル高の中で唯一上昇し、EURGBP+EURAUD+EURJPY等のクロスでもユーロ高が目立った。
GBPUSDは、1.5720台の高値からEURGBPの買いが強く一時1.5560台まで下落し、前日比0.51%ポンド安。主要通貨では特にポンド売りが目立った。
AUDUSDは、豪中銀の議事録(6月4日分)で「豪ドルの下落余地を示唆+金融緩和の余地を指摘」、0.9570台から一時0.9440近くまで下落、前日比0.59%の豪ドル安で、クロスを含め豪ドル売りの流れは止まらず。
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