理財商品は銀行の通常の預金・融資とは別ルートで資金を集める中国の「シャドーバンキング(影の銀行)」の代表的な存在。理財商品を通じて企業や個人から集まった資金は主に地方政府の不動産・インフラ投資に流れており、個人や企業にリスクが広がっている。(日経新聞からの抜粋を含む)
◎信託会社などが組成し、主に銀行を窓口で販売
◎利回りは約3%の1年物定期預金金利を上回る5~10%
◎低金利に不満を持つ預金者の需要を取り込み、数年前から急膨張 ◎集まった資金の運用先は地方政府傘下の投資会社(融資平台)の貸出債権や債券、短期金融市場な多種
◎規制のはざまで拡大してきた金融商品で、当局の監視の目が行き届いていない
◎デフォルト時に投資家である個人や企業、販売者である銀行、インフラ開発の実質的な主体である地方政府など、誰が損失を負担するのかも曖昧
◎投資プロジェクトなどが行き詰まれば、幅広い関係者が損失リスクを負担しなければならない可能性
◎問題解決のために米国債を売却して資金調達を行う可能性があり得る
◎中国人民銀行がシステミックリスクを生じさせないと宣言
専門家の目で見れば、もっとたくさんあるかも知れないが、とりあえず分かっている範囲で。
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