2013年6月9日日曜日

今週の注目点!

今週の注目点!

先週のドル円相場は、値幅5.73円と激しい値動きに、恐怖感を背負った動きになりやすい。 しかし、米雇用統計直後の95円トライ後のドル買い+円売りの反動に、円買い戻しも終了し、ドル円は底値を確認したと思われる。 また、NHK日曜討論の安倍首相発言に、ややその期待感が強まる。

昨年の衆議院選挙での自民党大勝から、日本株買い+円売りを続け、今回、パニック的な円買いの主役を務めた海外ファンド筋も、ジョージ・ソロス氏が日本株再開との記事が出るなど、バーゲンハンティングの日本株価+円売りを予感させる動きとなっている。

先週、日経先物も安値12285円から切り返し13200円台で終了、米株も14844.22ドルの安値から切り返し15200ドル台まで値を戻し、終値ベースでも前週から+132.25ドル値を上げて終了したことで、その確率がさらに高くなりやすい。

ただ、大相場の後の動きは、過去の経験則から一方向に戻すよりも、やれやれの戻り売り+押し目買いの動きになりやすく、ドル円では96.50~99.00円のレンジを予想し、押し目買いから、次の円安への動きを期待したい。

ドル円のチャートでは、Dailyチャートが、ストキャスティクスが買いへと変化た。逆に、今までの上昇トレンドラインを割り込み、クラシックブレークでは98.80~99.00円がそれにあたり、この水準からは売り圧力が強まることが予想される。 

Weeklyチャートでは、ストキャスティクスが売りへと変化し、戻り売り基調が残る。しかし、過去の100円+-100ポイントの400ポイントレンジの下限まで値を下げ、予想下限の95.79を割り込み値を下げたが、終値ベースでは97.54まで値を戻し、引き続き、95.80~103.80の800ポイントレンジに逆戻りすることが予想できる。 以下は、ドル円の左Daily、右Weeklyチャート。




それ以外では、強い雇用統計にカナダドルの買いがどこまで続くか楽しみで、弱い中国成長見通しに、豪ドル+NZドルの売りが続きそうだが、中国が端午節で休みとなるまでで、週後半からはAUDの買い戻しの可能性も気になる。

また、上昇を続けているGBPAUDのロングもいいが、AUDCADのショートも強いトレンドが出ている。共に長期的な動きとなっているが、共にストキャスティクスがやや警戒感を示し始める可能性があるので、早めの利食いの必要になる可能性が高い。 以下はWeeklyチャート。




来週の経済指標では、先の土曜日・日曜日に発表された、中国の経済指標の影響を週初に受けることは避けられないが、特に最重要な経済指標の発表はなく、6月10日=日本第1四半期GDP、貿易収支、6月11日=日銀金融政策決定会合、6月12日=独消費者物価指数、英雇用統計、6月13日=NZ金融政策、豪雇用統計、米週間新規失業保険申請件数、米小売売上高、6月14日=米ミシガン大学消費者信頼感指数が、注目される。

また、中国が木曜日まで休日となり、金曜日から再開するので、この辺がある意味では変動要因となりやすい。



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