2013年6月12日水曜日

株安+円高が加速し、6月6日・7日の再来

ドル円は過去二日間の上昇幅の多くを失い、終値ベースでは98.756→96.027円と2.73円(-2.76%)と大幅な円高となり、日経先物も一時12900を割り込み13000円近くで取引され、長期金利は上昇し、激しい円高+株安がまたしても再来。

7月の参議院選挙の円売り+株高材料の期待を残しながらも、直近の円安を期待した「頼りの綱」は、日銀は「資金供給オペの期限を延長を見送り」、黒田日銀総裁は「長期金利の変動率も落ち着き、1年超の長期資金供給オペ導入は不要」との結論をだした。

この結論に反応したのは、国内より海外ファンド勢で、株安+円高が加速し、6月6日・7日の再来となった。

EUR+GBP+CHFは上昇、AUD+NZD+CADは下落、引き続き二極化した値動きとなった。結果、EURAUD、GBPAUDの上昇は続き、EURAUDは3月末に1.2230台→1.42台まで上昇する大相場。

EURUSDは、ドイツ連邦憲法裁判所のECB債券買い入れプログラム(OMT)の合憲性の審理に関する公聴会(11日~12日)が続く中、安全資産買いの流れが続き、終値ベースで2月21日の高値をついに超え、に1.3300の大台を達成して終了した。

AUDUSDは、豪住宅ローン件数が弱く、NAB企業景況感指数=-4(4月-6)、企業信頼感指数=-1(4月-2)とやや持ち直したが、0.9500台を回復できず、リスク資産売りの流れに0.9325近くまで一時下落、NZDUSDも0.7760近くまで一時下落した。

GBPUSDは、英RICS英住宅価格=◎5(予想4 4月1)と2010年6月以来の高水準で、英鉱工業生産=前月比0.1%(予想0.0% 3月0.7%)と3カ月連続増加し、製造業生産高=前月比-0.2%(予想-0.3% 3月1.1%)も予想よりマイナス幅が少なく、安全資産買いの流れに、超えることができずにいた1.5600の大台をつに超え、2月13日の水準まで値を上げ1.5650近くまで上昇。




激しい円高はクロスでも目立ち、EURJPY=131台→127近くまで一時下落、終値ベースでは2.35%下落、AUDJPY=はついに90円の大台近くまで値を下げ、終値ベースで前日比3.16%下落した。



0 件のコメント:

コメントを投稿