2013年6月11日火曜日

ドイツ政府は10.3兆円節約 

ドイツ政府は10.3兆円節約 

◎ドイツ・キール世界経済研究所(IfW)の試算では、ドイツ政府は、金融危機の始まりに、国債利回りの低下で2009~2013年の期間800億ユーロ(約10.3兆円)節約、2013年では約130億ユーロとのこと。

日本国債は1%以下の水準が長期に渡り、いったい何兆円節約したのであろうか?この利益はいったい何処へ?

◎欧州では、ECBの債券買い入れプログラム(OMT)が、ドイツ連邦憲法裁判所で合憲とされるか否か、今後の重要な材料になっている。

ドイツの選挙後に結果が発表される可能性が高いといわれ、、拘束力のないこの裁判所の合憲・違憲の判断でも、EUR相場は短期的に動くことが予想される。

前日に、ドラギECB総裁が、「OMTはユーロ防衛のためで、加盟国の破たん回避が目的ではない」と、やや疑問が残る発言をし、独紙ハンデルスブラット報じた、世論調査会社フォルザの世論調査では「ドイツ国民の48%が、ドイツ連邦憲法裁判所がECBのOMTを差し止めることを望む」とあり、この高い数字には驚く。

また、フォスクーレ・ドイツ憲法裁判所長官は、「ECBの債券買い入れプログラム(OMT)がユーロ圏の危機鎮静化に成功したことは、合憲か否かについての判断に影響しない」と、結果的な成果で判断しないことを示した。

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