2013年6月29日土曜日

半期末、期末、月末、週末金曜日の6月28日(金曜)はドル全面高で終了した。

半期末、期末、月末、週末金曜日の6月28日(金曜)はドル全面高で終了した。

USDJPYは99円台へ上昇し買い相場が再開、EURUSDは1.30をなんとか死守したが買い戻しは非常に弱く、、GBPUSDは1.57台からの下落局面は止まらず、一時1.52を割り込み、AUDUSDは0.91近くへと下落、0.90の大台が必至の状況。ドルインデックスは過去8営業日で7営業日ドルが上昇し、正に米ドルが輝いている。

金価格は最近で見られないほどの上昇(2.86%)になったにも関わらず、AUDUSDは-1.52%と逆相関関係になり、不思議な出来事になっていた。

アジア市場では中国株がやや値を戻し、香港ハンセンは1.78上昇、日経平均株価は3.51%と大幅上昇し、過去二日間で6%超のものすごいペースで上昇したが、欧米市場では、スタインFRB理事の発言「FRBは9月のFOMCで量的緩和の縮小を検討する可能性がある」に、株価は値を下げた。

しかし、発言が多いのは昨今の流行で、28日もご多分に漏れず多い。
①ウイリアムズSF連銀総裁「FRBはまだ資産買い入れの規模を縮小すべきでない」
②ラッカー・リッチモンド連銀総裁「9月のFOMCで資産買い入れの縮小を決定する可能性はあるが、経済指標次第」などの発言が続いたが、なぜか、スタインり理事に反応(本当ですかね?)。

気になる記事だが、南ドイツ新聞が報じた「ユーロ加盟国が債券と対象に、新たな債券買い入れプログラムの導入を検討」を、ECBスポークスマンは否定。もし、もし、仮にこれが本当ならが、EUR売り!!

IMFが「第1四半期の各国中銀・地域中銀が保有する外貨準」を公表。それによると前四半期との比較では、USD61.2%(3.73兆ドル)→62.2%(3.76兆ドル)へ増加、JPY4.0%→3.9%へ低下、EUR24.2%→23.7%(2004年第4四半期以来最低)へと低下、AUD1.48%→1.63%へ上昇、CAD1.48%→1.57%へ上昇。なお、中銀保有の公的外貨準備の金額は6.5兆ドル、国別内訳不明分含む11.09兆ドルとのこと。

今は、下げ止まることを知らないAUDUSDだが、世界各国の中銀はAUD比率を増やしている。次のAUD買いの大きな流れを期待したいが、それまでにどこまで下落するのか、心配でならない。目先の0.90は必至に思え、変転するのはまだ先に思えるが、それでも長期的には買ってみたいと思えてならない。(ただし、新興市場国からの大量の資金引き上げと、中国の信用不安が軽微なことが条件)

日々色々な出来事が報じられるが、中国の動向がどうも最近特に気になり、中国は流動性確保のために米国債を市場で売却するのではとの思惑も広まっている。

①李源潮中国国家副主席は、「中国は将来、7%の経済成長率を維持することが可能」と言い、中国の成長率が7%に鈍化するまで景気支援に向けた新たな刺激策は打ち出されない可能性もある。
②中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は、流動性ひっ迫+金利上昇時に、「中国の銀行監督当局が金融機関に対し、地方政府のために調達したすべての資金を報告するようあらためて指示」をしていた。

経済指標では、独CPI前年=1.9%(前回1.6%)と前回より上昇、シカゴ購買部協会景気指数=51.6 (予想56.0 前回58.7)、新規受注54.6(前回58.1)、雇用57.8(前回56.9)、支払価格59.9(前回55.3)と弱かったが、ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=84.1(予想83.0 速報82.7)、景気現況指数93.8(速報92.1)、消費者期待指数7.8(速報76.7)と強かった。

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