今日、大幅な円高となったドル円のチャートを見てみよう。
Dailyチャートは上昇トレンドを維持し、トレンドラインの上限できっちりと上げ止まっている。今日の終値ベースを確認をすることが前提となるが、今現在では過去6営業日を陰線で割り込み、101.80以下で終了すれば、暫くは調整局面に入り、戻り売り圧力が続く可能性が高くなる。逆に、終値が102円台となれば、戻り売りも続きながら、101.20を底値にして再び押し目買いの相場に入りやすい。
ストキャスティクスは、5月20日にクロスし、ハイバンドで売りサインが点灯。5月9日の上昇が始まった日の安値98.64→22日高値103.73の、38.2%=101.79、50%=101.19、61.8%=100.59円が、調整局面の下値ターゲットに入ってくる。また、ボリンジャーバンドのMIDは100.39円に位置し、今回の下げ局面では、100.40~60をボトムにし、再び上昇することが予想できる。
Weeklyチャートは、ストキャスティクスは上限にとどまり、強いトレンドのある上昇局面が継続している。トレンドラインの上限近くと、ボリンジャーバンド・アッパー=103.55で上げ止まり、秩序ある上昇が続いている。過去の調整幅を検証すると、4月21日の週は高値99.88→安値97.55で約2.3円下落した。2012年11月11の週から続く上昇局面でも、今年2月24日の週94.50→90.88=3.62円が最大となっている。
この最大値を今回の高値103.73-3.62円=100.11円となり、Dailyチャートで計算した、50%=100.59円、ボリンジャーバンドMID=100.39円に近い水準となる。リスクだけを考え仮に、日本株や世界的な株価の下落が続き、債券利回りが上昇することになれば、上昇トレンドの下限となる97.86円まで下落する可能性が出てくるが、そこまで考える必要があるとは思えない。
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