AUDUSDは、中銀が先に予想外の利下げを実施し、通貨防衛に乗り出しAUD安が進んでいる。しかし、NZと同じく更なる利下げの可能性は極めて低く、米国を除き主要国が金融緩和姿勢を示す中で、その面では優位性も残っている。弱点は中国経済の伸び悩みと商品価格の低迷と、長期的AUDロングポジションの巻き戻し。
そこで、チャートから今後の動きを考えたい。
Dailyチャートは、ストキャスティクスがローバンドで買いへと変化し、ボリンジャー・ローバンドが0.9587と、ほぼ昨日の安値にあり下げ止まり、ローソク足では長い下髭で下げ止まり感もある。
Weeklyチャートでは、2012年3月以来、大枠で0.9600~1.0600のレンジで推移しており、今、まさにその下限で下げ止まっている。2010年10月以降でも安値は0.9390でそれ以下の水準はない。
重要なのはその前提で、0.9580~0.9600を底値を維持している限りは、下げ止まり感が出てきても不思議ではない。戻りを考えれば、1.0582→0.9593の23.6%=0.9826で、この水準は5月17日以降の高値で何度も上値を失敗している水準と合致する。次は38.2%=0.9971。
それらを考えれば、0.9650~0.9950のレンジが予想でき、0.9580割れで下落幅が拡大、0.9970を超えるまでは戻り売り。
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