2013年5月23日木曜日

5月22日(水曜) 米国市場の動き

5月22日(水曜) 米国市場の動き

バーナンキFRB議長の議会証言の受け、債券買入の早期縮小が遠のくとの期待に、停滞気味の欧州株は上昇(EURO STOXX50+13.36+0.47%)、今後の資産買入プログラムの縮小観測に、FOMC議事録後も米株は続落し一時+155から逆に小幅下落(-80.41-0.52%)。

米10年債利回りは2.0%台に上昇。ドルは全面高=DXY+0.45+0.53%上昇。クロスではEUR高、円はEURJPYを除く横ばい。原油(-1.86-1.94%)+金(-5.20-0.38%)下落。

◎バーナンキFRB議長の議会証言(1)→ 冒頭の「金融引き締め派景気回復へのリスク」発言で株高+ドル安へ。
→ 経済の勢いを示す徴候がさらに増えないと緩和ペースを縮小できない→ 必要な限り緩和策を維持する方針を繰り返し、期尚早の金融引き締めは、景気回復をリスクにさらす恐れがある→ 債券買い入れの早期縮小を示唆する発言はなく、直後に一時ドル売りが強まる。

◎バーナンキFRB議長の議会証言(2)→ 債券買入の縮小期待に株安+ドル高へ。
→ 労働市場とインフレ見通しに応じ、資産買入ペースの拡大や縮小をする用意がある、低金利を長期間維持するリスクに警鐘。今後、数回の会合を経て資産買入ペースを鈍化することも可能 → 米経済が一段と改善すれば年内に債券買い入れが縮小される可能性に、ドルは全面高へ変化。

◎FOMC議事録で、「資産買入の縮小開始時期について活発な議論が交わされたが、多くは資産買入の縮小には、米経済の回復を示す一段の裏付けが必要と認識」に、ドル買いもやや弱まる。

USDJPYは、2008年10月の水準となる103円台へ上昇。
EURUSDは、1.3000の大台近くまで一時上昇、1.2840割れまで下落したが、他通貨ではEUR高。
AUDUSDは、17日の安値0.9711を割り込み、一時0.9660台まで下落。
NZDUSDは、0.80の大台を前に、0.8050台を4営業日維持。AUDNZDは続落。
USDCADは、2023年6月の1.04台に迫る。1.0250を底値に1.0300の大台を超え、1.0390近くまで上昇。
GBPUSDは、1.5000の大台直前となる1.5020近くまで一時下落。

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