6月18日・19日のFOMCでQE3の出口戦略の最初のステップとなる、資産買入プログラムの縮小を示唆することが期待され、ドルロングのポジション調整は危惧されるが、ドル高の流れが継続することが予想できる。
USDJPYは103円台へ突入。緩やかな円安が続くことが望ましく、クロスではEURJPYを除き円安が加速していない。今後、加速すると海外からのプレッシャーが気になってくるので、その際には利食い千人力。多くが予想している105.00円台、そして、海外からプレッシャーが飛ぶ出すのか?、その前に自律的な調整による円買い戻しが始まるのか? 現状では試してみなければわからない。
EURUSDは逆に、ECBは金融政策の手段を拡大することが可能で、資産買入を検討する可能性が高く、6月6日のECB理事会までは、そのプレッシャーに大幅なユーロ高も期待できない。モルガンスタンレーのエコノミストは、6月に0.25%の利下げを予想、ムーディーズは「格付け会社はユーロ圏周辺国をさらに格下げする可能性がある」と警告。昨年7月の安値1.2650を割り込むと、考えたくはないが続落のシナリオが描ける。
GBPUSDも逆に、BOEは6月6日のキングBOE総裁の最後の金融政策決定会合(MPC)では金融政策の据え置きが予想されるが、7月4日のカーニー新総裁が就任し最初のMPCでは、追加緩和が期待されており、これも、1.52台をどんどん買っていける状況にない。
AUDUSDも逆に、豪中銀による予想外の利下げと自国通貨高阻止へ動き、中国経済の伸び悩みや、商品価格の下落やドル高に、1.00のパリティーをあっさり割り込み、行き過ぎ感以外は、買い材料も弱く、昨年5月の安値0.9600を割り込むと底値が見えない。
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