5月21日(火曜日)海外市場の動きは、英消費者物価&生産者物価が弱く、BOEの緩和策期待にGBPは下落、ドイツ連銀月報は景気回復を示唆しEUR買いが強く、FRBの資産買入規模でブラード・セントルイス連銀総裁は縮小を支持せず、ダドリーNY連銀総裁は判断していないと発言。
日本株(+20.21+0.13%)と米株(DJIA+52.30+0.34%)は小幅上昇。欧州株(EURO STOXX50-2.85-0.10%)は小幅下落。原油(-0.98-1.01%)+金価格(-17.2-1.23%)は下落。米10年債利回りは、一時2.0%まで上昇。ドルインデックスは84.00の上値が重くなるが、小幅上昇。
今日の、バーナンキFRB議長の議会証言を直前にして、ブラード・セントルイス連銀総裁「インフレ率が低水準で、現段階では買い入れ規模の縮小を十分正当化することはできない」。ダドリーNY連銀総裁は「FOMCは、債券購入プログラムの拡大か縮小か自身はまだ判断していない」と発言、現行の金融緩和を継続する可能性が高まり、ドル売りの流れが一時強まった。
昨日はポンド安の一日。英国の消費者物価指数は、前年比2.4%(予想2.7% 前回2.8%)と非常に低く、生産者物価指数も前年比1.1%(予想1.5% 前回1.9%)と弱い。BOEの金融緩和余地が拡大との思惑にGBP売りが強まる。GBPUSDは1.5240→1.5120割れまで一時大きく値を下げ、一時ドル買いをリード。
ドイツ連銀月報は、「ドイツ経済は個人消費の底堅さを背景に景気後退を回避」、「第2四半期は回復ペースが強まる」、この発言を受け、ドイツ10年債国債利回りが上昇し9週間ぶりの高値をつけた。
ポンド安+ユーロ高に、EURGBP=0.8450→0.8510台へ大幅上昇、EURUSD=17日の1.28を底値に、20日・21日と1.2850を底値に下げ止まり1.29台まで上昇。1.2850割れの水準を維持でき、再びEUR買いの流れへと変化し、一時1.2930台まで上昇。EURクロスは上昇。
USDJPYは、引き続き102円近辺を底値に102~103のレンジ。円クロスはレンジ内での動きで、GBPJPYを除き、小幅な円安。
AUDUSDは、17日の0.97を底値に、20日・21日と0.98台まで上昇したが、過去3日間では0.9830を高値に上げどまり、上値は引き続き重い。
USDCADは、1.0300で天井観が強まっている。
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